こんにちは、埴輪です!
早速、昨日の続きから始めたいと思います!
「②タイトル・キャッチコピー・小説の概要・小説情報・目次」……と、ずらずら言葉が並んでいますが、要は「作品以前」の項目を全て検証し、「コレはイイ!」と感じたものをどんどん盗んじゃおう!……ということです!(「盗む」という言葉に抵抗があるなら、「パクる」……もとい、「参考にする」と言い換えても可)
……ただ、これに関しても、私は皆さんに正解を提示することはできませんので、自分なりに「父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ」(以下「父さん、」)を検証した結果を書いていきたいと思います!
まず、「父さん、」のキーワードは「デスゲーム」です。
Wikiによると、「主に何らかの理由によって集められた登場人物たちが、主催者から提示されたゲームに挑むというスタイル。ゲームには危険を伴うことが多く、場合によっては名前の通り死を迎える可能性もある」とのこと。
要は「死の危険を伴うリアル脱出ゲーム」みたいなもので、主人公は「SCRAP」……もとい、デスゲームを運営する会社に勤める中間管理職の男です。
デスゲームが産業として成り立つ世界で、それを生業に幸せな家庭を築いているサラリーマン……という構図が「父さん、」の特徴であり、その全てだと思います。
「父さん、」のトップページ……タイトル・キャッチコピー・小説の概要・小説情報・目次……を見てみると、随分シンプルだと思いませんか?
これは作品の肝が明確であるからこそなせる業で、つまりはここに書かれている情報だけで説明は十分……というわけです。
トップページを改めて見てみると、「デスゲーム」という言葉とは対照的な言葉も並んでいることが分かります。
父親が子供に語りかけるようなタイトルもそうですし、娘から父親への言葉となっているキャッチコピーもそうです。
これらは「幸せな家庭」を連想させますが、それはデスゲーム運営という非人道的な仕事によって成り立っている……この構図や、そこで描かれるであろう物語が、作品を読む前から想像できます。
果たして想像通りの内容なのか、何かどんでん返しがあるのか……その答えを知るには作品を読むしかなく、こうして新たな読者が生まれるわけです!
また、目次にも注目です!
タイトルと同じ「父さんな、」で始まるエピソードの数々は、それだけでもどんなことが書かれているのかを想像することができますが、本当のところは読まなければ分からない……実に良く考えられていると思います!
そして、私が注目したは小説情報のタグです!
タグは作品検索に役立つキーワードで、「カクヨムオンリー」「 デスゲーム」「 お仕事 」「SF」「 コメディ」 「家族」などのタグは、他の作品でもタグとして設定されることが多いと思います。
その一方で、「 娘はお父さん大好き」「 妻もお父さん大好き」という二つのタグは、とても作品検索に役立つとは思えませんが、このタグを目にした人は、 「 娘はお父さん大好き」「 妻もお父さん大好き」という二つの情報を得ることができます。
……つまり、上記で言及した「幸せな家庭」を補強しているわけです。
誰もがタグを見るわけではないと思いますが、ふと目にした時にこんな言葉を見つけたら、そういう設定なんだと腑に落ちませんか?
実は、私が一番参考にしたのもこのタグです。
私は多くの作品が採用しているキーワードを選んだ方が、少しでも閲覧数が伸びるのではないかと思っていたのですが……実際に自分が色々な作品を読むようになってから、タグでは検索しないという事実に直面しました。
それならば、キャッチコピーや小説概要に書くには唐突で野暮ったいものの、それでも作品を象徴するようなキーワードを設定した方が良いのでは……と、タグを変更することにしました!(「ジャスティスっ!」と「ダイソン」がそれに該当)
……このように、トップの作品を検証した後は、自分の作品と比べてどうなのかを考え、手を加えていくことが重要です!
理想は、「作品以前」の部分で自分の作品が勝っている……ないしは、同等であると断言できるまで、何度でも書き直しましょう!(作品の顔であるタイトルも、場合によっては変更した方がいいかもしれません)
なぜなら、この段階で負けているようでは、それ以降で挽回することは非常に難しいと思われるからです。(「作品の中身で勝負!」という方は、戦わずにして負けてしまう可能性すらあります。)
ざっくばらんに言うと、「父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ」の高評価には、プロの作家が書いた作品であるという要素が大きく関わっていますが、これ自体は何ら不公平ではありません。(コンテストにプロが応募しても問題ないことは、前回の近況ノートでも言及しました。)
……ただ、事実として大きな差があるのは明らかで、それは作品の中身も同様です。
そんなプロの作家が書いた作品と戦う以上、「作品以前」で負けてしまっていては、勝てるものも勝てなくなってしまいます。
もし、作者が何者であるかは関係ない、それに評価の数だって関係ないという読者が作品を探していた場合も、「②タイトル・キャッチコピー・小説の概要・小説情報・目次」……そのいずれかは必ず目を通すはずですし、それによって実際に読むか読まないかを判断するに違いありません。
……そう、そんな読者こそコンテストで大賞を取るために必要な存在で、その一期一会をふいにしてしまわないためにも、「小説以前」を徹底的に見直し、「ここなら勝てる!」という部分を増やしていきましょう!
さて、次は「③おすすめレビュー」について書きたいところですが、これはコンテストで大賞を取る上でも特に重要な部分となりますので、日を改めて明日、しっかりと書いていきたいと思います!
ちなみに、私は前述のタグを修正した他は、問題なかろうと自負しています!
……が、情報ページが少し重たいかもと……と感じて文章を削るなど、今でも細かな調整を続けているところです!