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各キャラのモチーフについての、いくらかのこと。

 創作物は、作り手と受け手の間に存在する。創作物に関して、私はそう考えます。
 生い立ち、思考、情報量などなどが、全く一致する人間はいないはず。ならばわたしのなかの「おかしな家の饗宴」は、あなたが読んだ「おかしな家の饗宴」が、一致することもないはず。あなたと私の間に、あなたという要素を含んだ、私の知らない、私の物語が誕生しているはずと。
 ゆえに、私が各キャラクターを作りこんでいく過程で、現実に存在する某氏の声、某氏の映像を、モチーフにしたなどという話は。書いてもなぁとは、思うのです。
 しかし、映像や声を利用させていただいた方々に、感謝を一言も述べないのもなんだな。という気もいたします。
 またここを読み、私の作品を読んでくださった受け手様が、私の書いたキャラクターを、より豊かにイメージして、いくらかでも、楽しみを増すことができるかもしれない。つまりは私の力不足を、補うことができるかもしれない。という気も致します。
 ということで、一話目が書きあがった記念に、メインキャラの土台とした声や映像について。ここに書いておきたいと思います。
 語り手蓮實の声は、三木眞一郎氏の声から生まれたことは、すでに書きました。
蓮實の、そして他数人のキャラにとっての、宿命の男二人は、森川智之氏と小西克幸氏の声をモチーフにしています。お二人の、一番太い声。
 どちらがどちらかといいますと。どちらだと思いますか(笑)。私は現在、どちらもお二方の声で聞いてみたいなと、思っております。つまりある日の私にとっては、龍明の声は小西氏で、別の日には森川氏だったりします。兼平知毅に関しても、同様です。
 怜於のイメージを固めていくときには、数人の方の声を検討しました。山口勝平氏、朴路美氏、宝塚の現在星組トップ礼真琴氏。結局、声はあくまで男が好いなと思い、小野友樹氏の声に決めて、書きはじめました。でもコトちゃんが舞台で演じたら、さぞや可愛く演じてくれる気もいたします。
 なぜか、女性キャラについては、ほとんどのキャラが、声ではなく、映像をモチーフにして、生まれております。チカちゃんは、元宝塚トップ壮一帆氏。薫様は、大空ゆうひ氏。お二方の宝塚時代の映像が、モチーフです。ビバ宝塚。
 信乃ちゃんには、映像のモチーフはありませんが。私が宝塚娘役諸氏に、長年持っていた印象「優美な姫を演じている、タフで優しい弟分」から、生まれている気もいたします。
 久世に関しては、実は実在の人物をモチーフにしてたりもするのですが。この方の名前はあかせません(笑)
 公爵はある雑誌の切り抜きを横目に、毬子さんは、私の亡き愛娘の姿を思い、書いております。
 以上、私のイメージを膨らませてくださった諸氏に、心からの感謝を。

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