今回はみんな大好き〔Fw190〕です。
この戦闘機は実戦配備当初は無類の大活躍を果たしたものの、エンジンの強化に手間取っていました。
史実だと散々苦労した末、新型エンジンは諦めざるを得ませんでしたが、『王立空軍』世界では別の道を辿ります。
開発が難航している新型エンジンが実用化されるまで、日本の新型エンジン〔誉〕で急場をしのぐことになりました。
間に合わせの突貫工事だったので、エンジンの覆い(カウル)は〔紫電改〕の流用、機種の武装も取り払いました。原型機よりも無骨なデザインになっているのはその為です。
苦し紛れの機体でしたが、エンジンのパワーアップでスピードや苦手だった高空性能が強化され、航空兵たちの頼れる相棒となりました。連盟軍パイロットも本機を「情け無用の〔J9〕」と言って警戒しました。
後にカウルを再設計し、機種の武装を戻した〔J9Ⅱ〕型も開発されております。
ただし、〔誉〕エンジンは繊細で耐久力も劣るため、整備兵はかなり苦労したとの事です。
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