こんばんは。ボク、大事な事を見逃してたのかもしれません。
というのも、正義との恋愛事情です。あれやこれやと色々考えていますが、何一つ進歩しない日々。…なんで進まないんだろう。それはボクの勇気がないのもありますけど、それ以上に人に頼み事をしていなかったのです。……両親にさえ。
そういえば両親にボクの気持ち、伝えた事がありませんでした。両親は賛成こそしてますが、ボクのGOサインが無いのに動けない訳です。かくいうボクも両親の気持ちは知ってましたから、伝えた気でいたのですが、今考えたら伝えてないのです。
はっ！となったボクは直ぐに両親に伝えました。両親はボクを見放したりしません。家族ですから。
｢あ、あのさ！ボク…伝えたい事があって。……その、正義の事、なんだけどさ…｣
何も言わずに先を待つ2人。深呼吸をします。
｢ボク…正義の事、好き…なんだ。どう…かな？｣
長い沈黙…という程でもなく、お父さんが震え始めます。こ、怖いって。
｢やっと…やっと気付いたんだねっ！良かった…！｣
｢…そう。正義君なら安心ね。｣
｢そうだよ！彼なら任せてもいい！それよりも、どこが好きなんだい！？｣
まあ始まる質問攻め。とはいえずっと、ずーっと先延ばしにしていた答えが返って来たのですから、このぐらいは仕方ありません。
ですけど！ですけど3時間は長くないですか…？
まあ、色々聞けましたし、もちろん全面協力してくれるそうですが…
もしかしたら、ボクの恋もそろそろ叶う…かも？