なんで日記は毎日書けるのにこっちは忘れちゃうんだろ…習慣づくまでは飛び飛びだと思いますけどご了承下さい。
綺麗だった桜も散り、新入社員のみんなも職場実習が始まりはじめました。
ボクより年下に生まれたばかりにおチビを年上扱いしなきゃいけんわけですが、仕方ありません。
そんな健気な新入社員ちゃんが相も変わらずマイペースに作業している暇そうな(暇ではないよ、見えるだけだから…)ボクに質問を投げ込みます。
「すみません、ここの資料とこの資料なんですけど、ここがこうで…合ってますか?」
大ピンチ。しかも微妙に間違ってます。完全に違うなら首を振るし、合ってるなら頷く。どっちゃでもないちょっと修正が必要なぐらいってのが1番きついわけです。正義は現場。助けを呼ぼうにも呼びに行けません。
オロオロと右往左往しながら誰か居ないかキョロキョロと探します。誰もいません。めっちゃ涙目です。
震える手を抑えながら課長の電話番号を探します。
なんでといった顔をしながらも渋々ボクからスマホを受け取って話を始める新入社員ちゃん。
「もしもし…すみません、日高さんにこの資料の事を聞いてたんですけど…」
課長はそれで分かってくれたのか、代わりに説明してくれているようです。
電話が終わり、ボクにスマホを返してくれます。
「すみません、事情があったんですね…」
ちょっと新入社員ちゃんもシュンとしてしまい、課長もわざわざ来てくださることに。なんかごめん……
課長さんとはそれなりに会話してきてるので、1人でも単語で少しだけなら話せます。
「……ごめんなさい」
すると課長ニッコリ。
「いやぁ助かった!この資料そもそも違うやつだった!新入社員ちゃんに渡す方はこっち!日高さん対応ありがとう!」
どう考えても資料は同じ奴に見えますが、気にしません。新入社員ちゃんもクスリと笑いますが、それ以上追及しません。
ボクの……いや、正義と選んだ会社は本当に優しくて、暖かくて……(給料もいいよ)、良い会社です。
正義と同じ部署に配属してくれた訳ですし。ともかくこの恩はしっかりお仕事で返していきたいと思います!
以上、つい1時間前のお話でした!