まあ、そんな大層な話でもないですが。
私、山本ゴリラは科学が発展した現代という時代の、先進国かつ宗教に対して興味が薄い日本という国に生まれた人間ですので、神に対する信仰心など欠片も持ち合わせておりませぬ。
神が万物を作りたもうたなど嘘っぱちで、むしろ逆で人が神とそれにまつわる物語を作ったと信じて疑わないわけですが、ある時創作について思いを馳せている時に、ふと思い浮かんだ事がありました。
世界中の神話や寓話に語られる神々。たとえ彼らが人によって作られた架空の存在だったとしても、しかし彼らは確かに信仰を集めており、宗教は権威や力を備えているではないか、と。
であるならば、人々の信仰によって後天的に神となる……そんな設定の主人公も有りなのではなかろうか。
そんな考えから生まれたのが、アルティリアという主人公と舞台設定になります。
あと彼女の造形については、どんなキャラをデザインしようかと考えていた時に唐突に脳裏に浮かんだ「TS海産ドスケベエルフ」という単語からイメージを膨らませました。
以上、制作に関する小話でした。