蒼海のアルティリア本編中に登場しなかったLAOの廃人達。
設定だけは作ってあった彼らの一部を紹介します。
・【頭粉塵爆発】ボンバーヘッド
メインクラスは罠使い系最上位職業の一つ、爆弾王。罠の中でも特に爆発物の扱いに長け、広範囲に大爆発を巻き起こす大型地雷や時限爆弾の扱いにかけては右に出る者がいない。
本人の趣味としては、設置系よりも直接爆弾を投げる方を好む。
ある時、大規模集団PVPの最中にドヤ顔で、
「お前ら、粉塵爆発って知ってるか?」
と発言した直後に、アイテムインベントリに限界まで詰め込んだ小麦粉2000袋を一斉にその場にぶち撒け、戦場を小麦粉まみれにして着火。
そんな事をしても結局、粉塵爆発は起きなかったので手持ちの爆弾を一斉に起爆して戦場全域を吹き飛ばし、全てを無かった事にした。
「白い粉キメ過ぎた馬鹿」「ドヤ顔粉塵太郎」等の数多くの蔑称を持つ。
こんなのだが、罠使いとしての実力は紛れもなくトップクラス。真面目に設置に専念すれば、難攻不落の防衛網を一人で生成できる。
あるてま&スナイパーおじさんとチームを組んで水路にデストラップゾーンを仕掛け、侵入してきたアルティリアと海洋民たちを追い詰めた事もある。
・【全身毒物人間】V2
一級廃人にして悪名高いプレイヤーキラー。
メインクラスは暗殺者系最上位職の一つ、猛毒王。暗殺者の中でも毒の扱いに特化し、非常に強力な毒薬の調合や、多彩な状態異常の付与を得意とする。
攻撃を受けた際に自動で毒を付与するカウンターが発動するが、最大HPが減少するデメリットがある『毒血』、素手の攻撃が毒属性になり、攻撃時に毒や様々な状態異常を付与するが、武器や腕防具を装備すると性能が下がり、耐久力も減りやすくなる『毒手』、毒を摂取する事で自身を強化できるが普通の薬や回復魔法の効果が大きく減少する『毒の肉体』等の、デメリット付き毒強化アビリティをコンプリートしたミスター毒物。
耐久力は非常に脆弱だが、一芸のみに特化した廃人の恐ろしさを多くのプレイヤーに見せつけ、トラウマを刻み込んだ。
何しろこの男、大半の状態異常耐性をー100%した上で判定を行なえる。本来ならば完全無効化できる筈の耐性100%など全く意味を成さないのである。なのでこいつの相手をする際は耐性を200%まで上げる必要があるのだが、ゲームの仕様上、全ての耐性を200%まで上げるのは不可能である。ゆえに麻痺や混乱等の致命的な物を避けつつ、残りは分かっていても食らうしかないという。
特筆すべき点はその初見殺し性能。通常の耐性は意味をなさず、メイン暗殺者系なので隠密・不意討ちに関する能力も高い為、いきなり現れて致命的な状態異常を纏めて付与され、わけもわからず殺される者が多数存在した。
あまりにも他プレイヤーからのヘイトを買いすぎた為、彼一人の為に討伐隊が結成され、拠点の毒物製造工房ごと消毒された。