七月中旬から投稿していた「田舎町のアンフィスバエナ」が完結しました。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。連載中、ハートや星をくださった方には、重ねて御礼申し上げます。これから読んで下さる方、今読み終わった方も、8月末まで読者選考期間なので、感想コメント含め常時募集中です。
田舎町を舞台に、バラバラ殺人と屋上の心理的密室を組み合わせた事件、いかがでしたでしょうか。ミステリは打ち込んでいる最中、成立しているような気がしているのですが、後でとんでもない矛盾があったりするのが怖いですね。
ミステリの常として、すでに事件は起き終わってしまっていて、その後で探偵役が現れて事件を明らかにしていく構図があります。今作のような学園ミステリもそうですが、人間関係だとか家庭の事情だとか、どうしようもないものが存在し、それに抗った結果である以上、どうしても暗くなりがちです。だからこそ、なるべくそうならないように、鍬形君と伊奈波さんの二人、犯人周りは爽やかさを意識してみました。まぁ、人は二人死んでいるんですけどね。
なお、作中でかなり具体的な地名を出しましたが、本作の市はあくまで架空です。
またどこかでお会いしましょう。