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馬。

なんだかんだで馬の歴史はかなり日本史に密接に関わっています。
古墳時代から第二次世界大戦(WWⅡ)後、自動車にその役割を変わるまで、馬は日本人にとって身近な生き物でした。

武家を語る上でも欠かせない存在ですよね。
源氏と平氏の戦でも、馬が重要かつ花形として登場します。

日露戦争では寒さに強い東北地方の馬が徴収されたことも。

江戸時代の馬は、主に農耕、運搬、騎乗の3つの役割に分かれていました。
武家が使った馬は人の言うことをよく聞く特に賢い馬が選ばれて、荷運びに使われた馬は気難しかったりおっちょこちょいだったりと、性格も随分違っていたようです。

江戸時代も半ばを過ぎると、貧乏旗本など馬を持てない武士もいたようですが、上級武士にとっては変わりなく乗馬はたしなみの一つであり続けました。

……この馬についての時代考証もなかなかに凄まじいものがありました( ゚ω゚;)
なんせ現在、在来馬は絶滅危惧種というか既に一回絶滅しているようなもので、かつ馬の文化伝承もWWⅡ後にかなりの部分が失われました。

馬はその土地ごとに文化があったので、東日本が舞台の時は持ち出せない事実や、西日本ではなかった風習など、時代考証トラップの多発地帯です。毛色にも注意を払う必要があります。

そんな時代考証のすったもんだ、山積み資料をクリアして「千鳥シリーズ」のレギュラー馬が選定されたのです( ゚ω゚)📯プォー

弘紀の馬である鹿毛の松風と、修之輔が良く使う栗毛の残雪。
特に松風は「通う千鳥~」から「天霧」まで皆勤賞です。なかでも「翠雨」での出番がやたら多かった……。書きながら、これ、シートン動物記かな?って思ったぐらい。

ディ〇ニー映画のように動物に人格を持たせたくないので、できるだけ本物のアニマルな存在として彼らを描写しストーリーのアクセントにしている感じです。

次作「海鷹」でも普通にレギュラー出演するそんな彼らのイメージイラスト、こちらに貼ってみるのです。

動物は描くの、得意だぞ!( ゚ω゚)
*残雪の方がちょっとだけ大きい。

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