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きりん、潜伏中につき。

わたしは、いまだ「物語」の執筆で1万字を超えるものを書いたことがありません。他の形式では2〜3万字は書いたことがあるのですが、これは各種用語や書式の助けもあったうえで、達成された分量でした。

カクヨムでの活動を通して「物語を起こし、展開させ、終わらせる」という経験を数回積むことができました。また、公開はしていないのですが、名作といわれる映像作品の場面を抜き取り、文字で場面描写をするという訓練もしてきました。これらの経験を通して、小説を書くことの技術的な難しさや、下手とは分かっていても最後まで書きあげることの大切さを学べたと思っています。

この学びを得たいま、以前から長編を書いてみようかという考えはありましたが、「そろそろできるかな」という感触をもちました。そこで、1週間ほど前から執筆にとりかかっています。

長編と短編のどちらかが優れているという思想は持ちあわせていません。しかし、これからも自分が書きたいものを書き続けるために、一回は通らないといけない道だと承知しています。

そういうわけで、しばらく小説の新作は出しません。もちろん、書いている長編を連載形式にして掲載していくことも考えましたが、なにぶん初めてのことですから、きっとあとから手を入れたくなると思います。そうなることが見えすいている状態で、人様の目に触れさせることを良しとする器量は、わたしにはありませんでした。完結したあとに一気に掲載する可能性はあります。ただ、ひとまずは習作として、また、自分のための物語として書くわけですから、出来上がったものによっては掲載しないかもしれません。

しばらく更新が止まりますが、フォローさせていただいているみなさまの活動には一通り目を通していくつもりです。わたしが長編を書き上げて、またカクヨムに戻ってきた際には、そのときはよろしくお願いします。


たくさんの山羊と一緒に、がんばってきます。

2件のコメント

  • 長編投稿楽しみにしています。
    関係の無い話なのですが、映像作品の一場面の描写、かなり効果のある訓練だと思います。
    自分もその訓練を経て、かなり腕に磨きがかかったと実感しておりますので。
    なかなか自分以外でこの訓練を挙げる人を見ないので、見かけてふと嬉しい気持ちになりました。
    夏バテ等、お身体に気をつけて、執筆活動頑張ってください。
  • >相川由真さま

    コメントありがとうございます。
    長編は、細々とではありますが書き続け、とうとう3万字を超えそうなところまできました。ここからはわたしにとって未踏の領域、ふんばりどころかと思っております。公開できるようなものになれば良いのですが。

    映像作品を描写する訓練、わたしも効果があると信じています。もともと、とても文章が上手な人から教えていただいた方法なのですが、あまり主流な方法ではないのでしょうか。同じ方法を経験した方がいて、わたしも嬉しいです。
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