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東電三被告、無罪

東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された元会長勝俣恒久被告(79)と、いずれも元副社長の武黒一郎(73)、武藤栄(69)両被告の判決が19日、東京地裁であり、永渕健一裁判長は全員に無罪を言い渡した。(時事通信社)

被災された方々には、非常にお気の毒なこととお見舞い申し上げます。
が、原発事故の責任を東京電力に求めるのは無理がある。原発事故は、未曾有の地震災害がもたらしたし副次的な災害と捉えるべきで、だれかが「悪い」ものではない。だれかに責任を負わせる性質の事案ではない。

大勢の方々が家を失い、職を失い、知人、友人を失ったことは大変痛ましいことであると思うけれど、かといって、それを誰かのせいにせずにはいられないというのは、非常に原始的な感情に流されてやしないかと思うのです。

また、マスコミもそうした被害者の辛い気持ちばかりに焦点を当てた報道をするので、ニュースを見た人たちは、あたかも東電が悪者であるかのような印象を持ってしまう。なぜなら、それが「分かりやすい」からだ。考えずに済んでしまうからだ。

こうした紋切り型の報道は、視聴者をバカににする。いや、バカにしている。直ちにやめるべきだろう。

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