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最近の気持ち

 創作活動っていうのは、自分が思っているよりも大変で、苦しいものなのかもしれない。YouTubeで岡田としおさんという人が、ジブリ作品の解説をしている動画を観た。宮崎駿さんがどういう意図を持ってその絵を描いたのか、なんで登場人物にそういう行動をさせたのかなど、細かく細かく解説していた。それはあくまでも岡田としおさんの考えであり、それが正解かどうかなんてわからない。でも宮崎駿さんが、何重にも思いを重ねて作品を作っているというのは確かなことだと、僕も思った。
 俺が書いている作品とも呼べないような文章は、いってしまえばただの思いつきをバラバラの状態で差し出しているようなものだ。粗悪なのだ。最近は自分がなにを書きたいのか、なんで文章を書くということをしているのかすらわからなくなってきた。もちろん俺にとってはただの趣味であるけど、ただの趣味ではないのだ。なにも書きたいと思わない。なんで書くのかがわからなくなった。俺は誰のために書いているのか。なんのために。
 俺の日常に小説のような面白いことなどない。想像力も劣っている。俺になにを書けるのかが、わからない。だから書けない。
 こんなことをここに書くこと自体、自分の醜悪な心を表しているようなものだ。承認欲求、甘え。でも書いておく。醜い自分すら、今は誰かに認めてほしいから。

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