雨であります
なんだか蒸れて長袖はイヤだけども
半袖だと普通に寒い
そんな日には
うえお久光の書いた作品の
梅雨が嫌いだと泣いた女の子のことを思い出します
あの子がどうなったのか
知りたかったものです
もしもうえお久光先生が生きているなら
いつかお話してみたいものです
お互いの間に悪魔のミカタを置いて
またふと思うに
三人称小説でありながら語り手の推測がまじる文体がありますが
それは落語のような
誰かが語っているというテイをとっている
タイプの書き方なのかなと思ったりもします
俺はパズラー調の文体や
法律の文体はあまり得意でなく
居酒屋で誰かの話を盗み聞きしているときのような
そんな文体が好きです