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天狗のお面を外した後の方が鼻が長いなんて誰が思いますか?

立ちんぼや異常な推し活などを見ていると、最近の若者は我慢というものが昔よりもできなくなっているのではと思ってしまう。
例えば、今の若者は子供の頃からスマホがあり、スマホを当たり前のように使って来た世代である。
そこにドーパミンを出すことだけを要求するアプリの数々を浴びれば、他の世代よりも我慢、自制心が効かないのは仕方がないことなのかも知れない。
だから、立ちんぼなどの安易に簡単にお金を稼げる行動に皆が走ってしまうのではないか?
推しに貢ぐために体を売り、手っ取り早く金を稼ぐ。
私はいまだに「この一刀彫りの熊の彫刻を完成させて、売ったお金でホストに貢ぎたい」という女の子を見たことがない。
これはやはり若者の我慢が効かなくなっている動かない証拠ではないか?
「推しのホストに貢ぐ為に、この純金の仏壇を彫り抜いて、その売ったお金で貢ぎたい」という若者がいただろうか?
純金の仏壇を作ろうと思えば、その技術の取得に三十年はかかるだろう。途中で「運慶」とかなんかカッコいいペンネームとかも貰って、やっと掘ることが許される。
そして作り上げた仏壇を売り払い、その二千万円くらいのお金でホストに行こうとしたら五十年はかかるだろう。
その頃には推しのホストは老人、下手したら死んでいる。
そこまで我慢できない。
私の様な古い人間改め、新しい天狗からしたら、やはりスマホによって安易にドーパミンを得ることの恐ろしさを感じずにはいられないのである。



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