フランス映画みたいな難解な映画を自分なりに解釈して行く人を見るとかっこいいと思う。半分以上話を聞いてないけど、カッコいいと思う。ブログもすっ飛ばしで読むけど、カッコいいと思う。「うるせぇ、とっとと怪獣だせ!」と思うけど、かっこいいと思う。「暇かよw」と笑ってるけど、かっこいいと思う。
だからアタイも難解な映画を解釈しようと思った。暇だったので。
で、最近、YouTubeを見てるとよく流れてくる、とにかく明るい安村が出てる『スニダン』ってやつのCM。
まず、誰かわからない男がカードを見ながら「もしかしてこれ、サイチュニックっぅぅぅぅ!」と急に君の名はのパクリみたいな感じで意味不明な事を言う。
すると、いきなり安村が現れて、
「安心してください。鑑定してますよ」と言う。で、男が泣いてんのか喜んでるのかウンコしたいのか分からない変な顔を浮かべる、あの難解なCM。
多分、映画好きの人に言わせると「安村のあの、なんとも言えないアンニュイな全裸な感じがいい」とか唸るんだろうけど。バカなアタイからすると「お前らの言ってる事、何一つわかんねぇよ」である。
で、この難解な芸術作品を何度も見て、時代背景とかも調べて、頑張った。
で、まずわかったことは『スニダン』のCMは歴代どれも「うざい」と嫌われていると言うことだ。
そうと分かれば、アタイだって、あの男のやつの泣いてるのか喜んでるのかうんこ漏らしたのか分からない表情を見てイラッとしたのも頷ける。
うざかったんだ。
で、一応、調べたら、この最初の男が言っていたのは「サイチュニック」でも「ICONIQ」でもなくて「再シュリンク」と言っていたらしい。
再シュリンクというのは、トレカっていうのは新品を箱買いするとシュリンクというビニールがはられていて、中のカードが取り出せないようになっているそうだ。
で、再シュリンクというのは、近年トレカ界隈で横行している、一度開封したカードの箱ももう一回、ビニールでシュリンクして、中古なのに新品のように見せてフリマアプリで売る詐欺の事らしい。
これをやると、中に入っていたあたりカードとかレアカードは抜かれた状態で購入者に届くのだそうだ。
つまり、このCMは「もしかして、再シュリンクで騙されたの!」と男は焦ったけど、ちゃんと安村の顔が書かれたレアカードが入っていて、で、本物の安村が入ってきて、「安心してください。鑑定してますよ」とちゃんと再シュリンクじゃないかを鑑定しています。という。
で、あのうんこ漏らしてる顔は安心した表情らしい。
そういうCMなのであった。
それまでわかったら、アタイもあのCMの意味が分かり安心して、「うざいCMだな」とブロックできた。
良かった。
次回予告のコーナー
次回近況ノート! 『AIアートが描いた木の実ナナが、どう見ても松崎しげる』の巻! 絶対見てくれよな!