古朗伍

『呼び水の魔王』の登場人物。
王都騎士団総司令。女。一人称“私”。
本名、リンクス・ベイル。
元副司令であり『魔王』襲来にて殉職した前任の跡を継いで総司令となった。
過去に己の能力を使いすぎた後遺症で視力は使い物にならなくなっており、常に眼帯をしている。

常に敵をどの様に駆逐するかを考えている根っからの戦争屋であり、配下である王都第二師団は彼女自らが鍛え上げた選りすぐりの兵士。
十数年の遠征を持ってしても一人も人員が欠ける事が無い程に実力は洗練されており、各部隊毎に優れた連携を即座に発揮する。
指導力、統率力も去ることながら当人の実力も高く、『ローレライ』と一対一で退けるなど口だけの存在ではない事を方々に認識されている。
しかし、その扱いの悪さから王都の貴族からは嫌煙され、遠征任務を度々言い渡されて、『魔王』襲来の際には王都から離れていた。

※一言
美しい外見とは裏腹に常に敵の殲滅を考えている根っからの戦争屋です。
昔は腕っぷしの強い彼女の元に素行の悪い騎士を押し付けられた所から始まり、それが段々と増えて大きくなって、あれよこれよと功績を上げて副司令にまで登り詰めた経緯があります。
実力的にはギレオと同格。遠征先では部下を助ける為に『ローレライ』と対峙して退けるなど、国内外においての猛将ぶりを認識させています。
本人は気づいていないが実は料理が苦手。見た目は綺麗で美味しそうだが味はヘドロ。その為、部下の提案で食事当番からは外されている。（リンクスは部下に気を使われていると思って受け入れている）