@fukushima00t

才有る者が通うことができる学園、そこでは異界より召喚された勇者の為に紋章に選ばれた者たちがいるとされる。 『護衛騎士』『聖女』『魔法使い』、その他多種多様の職業の紋章を得た者たち…

諸君、君たちはラブリア戦隊ラブウォーリアーを知っているだろうか。 いや、知らなくても仕方がない。 人知れず世界の敵と戦う愛の戦士たちだ。 彼らは人を愛する慈しみが心が強さとなり、…

『パンパカパーン！　あなたは1000番目の迷い子です！　記念にフォーセイクンでの第二の人生をプレゼントします！』 女神にいきなりそう言われた俺は、異世界のフォーセイクンという場所…

※ネタバレ注意 　ある日、小学6年生の泥《なずみ》椎名《しいな》は転校先の学校で、苗字をからかわれて悲しい気持ちで歩いていた。遠くにいる両親がつけてくれた大切な名前。たまに名前で…

真夜中に散歩をしていると、極稀に変なことに巻き込まれる事がある。この満月の夜は、色んなものが道に落ちていた。 それを辿ってみると……。

思春期筋肉増強病、なんてときめくと筋肉が増強される奇病にかかってしまった僕。 僕は筋肉なんていらない。 何故なら、片想いの相手が可愛い子がタイプだなんていうから！ そんな両片想い…

先輩の卒業式に花束を贈る。 華道部の先輩で、黒髪のとても美しい人。 ミモザには『感謝』の花言葉がある。 けれど黄色いミモザにはもう一つ意味が込められていて……。

こちらTwitterにて『#5分で綴る物語』として投稿しているもののログまとめです。 頂いたお題から5分間で1ツイート分(130~140字前後)の物語を綴っています。 もし、面…

外資系商社に務め、恵まれた美貌を持つクォーターの壇・ダイラム・丞にはある趣味があった。 そう、ダウナー系配信者のゲーム実況にハマってしまったのだ。古いゲームばかりを実況する『ろー…

往復100年の星間飛行士に選ばれた君。 そんな君が星降るような七夕に、宇宙から二人で決めた合図を送ってくれた。 距離と時間。 もう会うことはできない君との距離や時間は遠く、次第に…

　破天荒な天才に振り回される幼馴染みの俺。あいつを止められるのは俺しかいないが……。天才と凡人。だけど、凡人の俺しかあいつを救えないのなら……。 　そんな二人の物語。 『お題：…

勝利の祝杯に酔う賑わいの中、春を売る娼婦たちは兵士たちの手を引いていた。 戦争の終わりに皆が喜ぶ中、一人の娼婦は窓の外を暗く眺めていた。 「平和、ねぇ」 彼女が平和を望まない理由…

　10月9日は私にとって、とても複雑な気持ちになる日だ。 産まれた日に母を失くし、父や祖父母に冷たくされてしまった少女が、15歳の誕生日に伯母からもらったのは、見慣れない物だった…

　後藤傑は病室から見える鮮やかな紅葉に想いを寄せていた。 傑は十代の半ば、もう七十年も昔に一度だけ神隠しに合ったことがある 彼は赤く染まる世界を救うために異世界転移を行ったのだ。…

榊原護はおっとりとした幼馴染の青年、風上晴彦とお茶をする約束をしていた。しかしその場に現れたのは昔から晴彦を過保護に守る壁井冬麻で――。 そこから進むことも戻る事もできない、永…

これは夢を食べるバクの物語。 赤い夢も黒い夢も何でも食べるバクの物語。 ＃世界バクの日にちなんで書いた短編を加筆修正致しました。

毎年クリスマスといえば、呪われているとしか思えない事が連発する俺は、今年も電車が止まりベンチでうなだれていた。 おまけに隣には、何故か俺を嫌っている隣の営業所成績No.1の美形が…

毎年、元旦に黒塗りの年賀状が届く。 送り主は昔神童と呼ばれていたクールな美少年。 あまり接点のない彼との年賀状のやり取りを続けていたが、15年目に届いた年賀状はいつもと違っていて…