この小文は、2018年にサイモン&ガーファンクルの歌を聴きながら、ジョルジュ・デ・キリコの絵を思い浮かべながら、さっと書いたものです。
モチーフはプラハの春。
チェコ・スロバキアの民主化をその軍事力で踏み潰した、当時のソビエト連邦の蛮行です。
1968年のそんな歴史的事件から半世紀。
ロシアの指導者たちは何も、何も変わらないのだということが明らかになりました。
共産制が倒れ、自由経済がやってきて、ソ連という国家は消え去り、あの国も変わったのだと誰もが思った矢先の出来事でした。
TVをつければ、目を覆うばかりの惨劇が飛び込んできます。この東京と大して変わらない豊かなキエフの街並みが、あられも無く打ち砕かれているのを見るにつけ、あってはならないことへの怒りが湧いてきます。
どうか、彼の国の人々に穏やかな夜が来ることを祈ります。どうか、静かな眠りを。。
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