デイミオンとの破局からはじまった第7部。王城で冷遇されたり、寵姫やライダーたちにいびられたりしつつも、フィルと娘とのささやかな生活を楽しんでいたリアナでした。しかし、首飾り事件からの王の醜聞を経て、元夫デイミオンとの断ちがたい絆を再確認していきます。そこへ王都を襲う巨大嵐と、フィルのいる西部での住民蜂起がかさなり、二人はそれぞれの試練にさらされます。ついにリアナは白竜の竜騎手としての力を最大に発揮し……。
というのが、第二幕までのお話。ようやく、クライマックスを越えました。7部のラストにあたる第三幕は、一・二幕よりは短く、ひろげた風呂敷をたたんで終わりを迎える予定です。
フィル負傷の報を受け、リアナとデイは烽火の灰くすぶる西部へと向かいます。アエディクラの暗躍によって事態が混迷していたキーザインはどう収拾するのか。そして、リアナが最後に取るのはどちらの男の手なのか。
大きな山場は越えましたが、まだあと一波乱あります。今回こそハピエンで締めたいと思いますので、よろしくおつきあいください!
(14日火曜の更新はありません。三幕の開始は15日になると思います)
「リアナ7 千年の春」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894913989