今日の更新分で、「デイミオン奪還編」としてのお話はほぼ解決となります。
長かった北部領編も、のこり3話で後片づけ兼パーティといった感じです。ほっと一息……にはまだちょっと遠くて、持ち越していた謎が解決したり、あの人が秘密を打ちあけたり、デイミオンに予想外の事態が起こったりします。章タイトルは「ブルーモーメント」。緯度の高い地域でとくに見られる、日没と夜のあいだの薄明の時間帯のことです。濃い青色に包まれた景色が幻想的で美しく、同時にミステリアスでもあり……前半のラストと、後半の物語への期待を感じてもらえるといいなと思ってつけました。(すこしばかり、「ブルー」な展開もあります)
第27話 ダンス・ウィズ・ドラゴンズ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889979628/episodes/1177354054890699943謎解きにアクションシーンにと、書きたいことをめいっぱいに詰め込みましたが、読みづらい点もあったかも……。反省点が多いです。改稿の際には気をつけてみようと思います。
「凍土」といいつつ初夏になってしまった北部領編。ちょうど、執筆中に「アメリカの冷蔵庫」と言われる某とても寒い都市にいました。夏はそこそこ暑くなると聞いていましたが、からっと涼しくてとても過ごしやすかったです。
カナダやアメリカの北部の町の、いつまでもうす明るい夏の夜や、冬の移動に使うスカイウェイ、移民たちがつけたであろう簡素な地名に混じる先住民族由来の名前……そういった情緒を感じつつ、ボロいビジネスホテルで地図を片手に書いたりした前半部でした。6部までに、一度くらいはしっかり真冬の北部領を書いてみたい気持ちもありつつ。
連載のストックが3話ほどできたので、企画以来ひさしぶりに絵を描きたい気持ちが高まっています! エンガス卿か、ミヤミ+ルーイか、ロールのどれかで迷っていますヽ( ´∇`)ノ