凍龍（とうりゅう）

　凍龍さんへ
　コメントありがとうございます。

　作品がSF臭くなるとのことですが、それはそれで個性と言う事で良いのではないでしょうか……。勿論読者に呆れられない程度にですが。私も描写を細かく書かないと気が済まない性格なので、紙に地図を描いたりしながら書いています。
　凍龍さんがどこを目指しているのかわからないので、何処まで言っていいのかわかりませんが、需要を意識されるのでしたら流行りを取り入れる事には賛成です。（ちなみに私は一応出版を目指しているので読者に媚を売る事も厭いません。シリアスシーンに笑いを入れたり、必要ないエロシーンを追加したりしています）
　ただし、その人が尽くすヒロインの事を言っているのかはわかりません……。私的には最近の流行りと言うのはキャラの性格がしっかり出ていて癖が強い方が良いことだとおもっていますが……。（例えば西尾維新さんの物語シリーズとか。一人称私・妾・俺様・僕・あたい・みたいな感じ）
　正直な感想を言わしてもらって凍龍さんの書く、宇宙物のイメージの質感はリアル度で言えば小松左京さんの作品より上だなと思っています。（さよならジュピターが酷かったせいかもしれませんが……）
　ファンタジーを含めたSFなら一時期流行った「アバター」なんかどうでしょう。後は「スターウォーズシリーズ」も私的にはファンタジーだと思いますが……。
　ただ、今の日本では流行るのがファンタジー一辺倒なのですが世界的に見るとSFは必ず一定数の支持を得られるジャンルですからそのままのスタイルを貫くのもありかもしれません。「ディープクローム」はかなり完成度の高い作品だと思ますし、「プレドライブ」もストーリー的には素晴らしい作品だと思います。少しだけアドバイスさせてもらえばもう少し読者サービスがあれば良いのにとは思いました。これは何もエロシーンを追加しろと言っている訳ではありません。「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くＣビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」映画ブレードランナーの中でルトガーハウアーの演じるロイ・バッティが最後に言った言葉ですが広大な宇宙空間を想像させる私の大好きなセリフです。これも一種の読者サービスだと思います。SFを読みに来る読者は多分自分の知らない景色を求めているような気がします。
　大分散文的になりました。まだ私も出版を目指している身なので何が正解かはわかりませんが、これからも制作頑張ってください。