唐突で申し訳ないのですが、「鍋で殴る異世界転生」を中途から大改稿する事にしました。目下、114話から話の流れが変わっております(冒険者ギルド離脱、銃職人ギルド長就任などが起こらなくなりました)。これによって既に公開してある2章中盤~3章に矛盾が発生するので、その部分は一旦非公開に戻しました。
これは矛盾を潰し次第、順次公開状態に戻っていきますが、話の流れが変わらないエピソード(既読の場合読み飛ばして大丈夫なところ)はタイトル末尾に「*」マークを打ってあります。
今後はこのような改稿エピソードに加え、新規エピソードを挿入しながら更新していきます。
さてこのような大改稿に至った理由ですが。
第一の理由は、創作意欲が壊滅していた時期(7月頃~)に無理やり捻り出したエピソード群が、個人的にずっと引っかかっていた事。明らかに駆け足なんですね。どんどん栄達しちゃうクルト、置いてきぼりにされるパーティーメンバー。一旦の大団円に向かって、本来書くべきものを全て切り捨てて進んでいた部分が、ずっと心残りでした。
第二の理由は第一と連続していますが、この駆け足期間に作られた設定が、公開していた第3章の足を引っ張っていたため。「この設定で、このまま書き続けても良い話にならないぞ」とわかったのです。このままだと殆ど掘り下げる余地なく、ダイジェスト版的な感じで本作を締める形になってしまう未来が見えました。
……主だった理由は以上です。それにしても、約60エピソードぶんを一旦差し戻すような改稿を行って良いものか、既に最新話まで読んで下さった方々に申し訳無いではないか、という葛藤はあったのですが。「そもそも混沌の神が支配する世界の話なんやで、こういう混乱があっても良いのではないか」――――そうニャルが囁くので、そうだよなーという気分になり改稿に踏み切りました。
嘘ですマジでごめんなさい。本当に申し訳無いのですが、面白くならんとわかっているものを書き続けるのが辛かったので踏み切った形です。どうかご寛恕頂ければ幸いです。お詫びにイリスかルルが脱ぎます、宜しくお願い致します。