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甲冑のサビを落とす話を書いた後に甲冑のサビを落としました

 87話で甲冑のサビ落としを描写しました。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218431067194/episodes/16816452220890803871

 僕は比較的善良で邪悪ではない筆者なので、主人公達の気持ちに寄り添うためにマイ甲冑を磨くことにしました(Twitterに写真があります)。
https://twitter.com/MSfjam/status/1403564901855993856

 さて本編では主人公は雑巾(描写はないが麻のボロ布)とオリーブオイル、それに砥糞を使って甲冑を磨いてましたね。しかしこれらの道具、色々と不便があります。
 まず雑巾は本編でも描写した通りに、布それ自体が高いため使い捨てるのは躊躇われます。次にオリーブオイルですが、植物油というのは酸化しやすいためそもそもサビ止めに向いてません(なんてこったい)。最後に砥糞ですが、砥石(そこそこ貴重品)を擦って生成するか、鍛冶屋などで使い終わった砥石から拝借するしかありません(後者は鉄粉が混ざってて良くない)。

 では現代人たる僕が使う道具はどうなるのでしょう。まず雑巾ではなくペーパーウェスを使います。使い捨てられるので楽です。次にオリーブオイルの代わりに鉱物油を使います。CRE556やカーワックスですね。サビがよく落ちるし酸化しづらいので重宝します。そして砥糞の代わりに紙やすり……に加えて、 電 動 バ フ を使います。

 はい。電動工具です。

 これはもう最強です。

 スイッチ入れれば人間が1分かけてやる作業を1秒で済ませてくれます。悪いなクルト、君が汗水たらしながらゴシゴシやってる間に僕は電動バフでサッと終わらせたぜ。

 そういう訳で、現代における甲冑の整備は中世に比べれば格段に楽になっています(それでも疲れますが)。なので、皆さんも気軽に甲冑を買いましょう。

 以上、主人公達の気持ちに寄り添う近況ノートでした。

2件のコメント

  • 電動工具に薄い砥石を取り付ければ,あら不思議甲冑も紙のように...
  • 一度やらかしました。腋あたりの深いサビを落とそうとしたら1mmほどの切り欠きが形成されてしまい落涙するハメに……!
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