exa（疋田あたる）

ローレンシアはクールな良家のご令嬢。というのは表の顔で、裏では人に害意をもたらす禍付きの品々を回収してまわる怪盗令嬢クロウである。 家業として兄や両親と協力し奮闘していたものの、…

「あんた、龍の匂いがする」 ある日ミヅキの元へ天狗がやってきてそう言った。 かつて龍と遭遇したミヅキと、龍を探す天狗の青年。 人と妖。出会うはずのなかったふたりが出会い、互いの…

※本作は児童小説コンテスト用に書いたため、物語の結末まで書かれていません。 小学5年生のシンヤは親友のマヒルとふたり、ほこらのなかに何があるのかのぞいてみた。そこにあったのは大…

☆最終話を手違いでデータごと消してしまい、書き直しました。内容はおおむね変わってないと思うのですが、記憶を頼りに書いたため多少の違いが発生しています。 ササラは辺境の村の魔獣牧…

バレンタインに付き合い始めた幼なじみカップルの、一日遅れのホワイトデーの話

異世界転生にまつわる七つの不運の話。

とある高校の筋肉自慢大会のひとコマ

ある春の夜。鈴木は山田を見直し、そして見直すのをやめた。

弟が壁に落書きをした。 心が折れる。 しかし俺が「この丸のなかだけにしよう」と円を描くと、落書きが発光しはじめて、自称魔王が現れた！

クロネコとシバイヌ。 二体のアニマルキーホルダーはお互いのことが大好き。 なのにお店でばらばらの棚に置かれてしまった二人は、なんとかいっしょに買ってもらおうとするけれど……？

ある夜、ある本屋にて 店員はひとりの勇者に微笑んだ。

悪役令嬢イザベラが婚約を破棄されようという、まさにそのとき。 彼女に姿を見破られた忍びが姿を現した！

庭の木陰で、年をまたいだ蝉の脱け殻を見つけた。 中身を無くしても変わらぬ形を保ち続けるその脱け殻は、まるでわたしのようだと、自身を笑う心すら、もう残ってはいなかった。

「兄さんはいつだって僕の大切な兄さんだよ」 弟のポルックスはそういうけれど、過去の俺と未来の俺は本当に同じ俺なのか。

自室で紙飛行機を折っては、飛ばす勇気が出ずにいる。 彼女の元に届けられる日まで、あと半年。

異世界で生まれ変わるなら、どうなりたい？ ある者は英雄に。ある者は憧れた姿に。ある者はありのままの自分を貫いた。 そんななか、脇谷が選んだのは『忍者』として生きる道。 和風異…

君はカレンダーに予定を書き込むのが大好きで。 僕らの部屋のカレンダーには、ささいな予定がたくさん書き込まれている。 楽しそうに予定を作っていく君の隣で、僕もずっといっしょに居られ…

ひとりの英雄の最期を悼む、青年の独白。 「さようなら、勇敢でやさしい英雄」 これはだれも知らない、ひとりだけの追悼の儀式。