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RPGツクールで作りたいゲームのあらすじ⑱

コーガ:グハッ、はぁ、はぁ…!
ユーディン:流石『帝牙』のコーガ・コルナッハ。しぶといな。
リール騎士団の面々は既に血まみれで倒れている。応戦しているのは、満身創痍のコーガだけ。
皇帝:どうしてだ、摂政!
ユーディン:帝国のためです!どうか死んで下さい!
そこに四人が現れた!
タイガス:兄上!
ユーディン:タイガス!?
タイガス:兄上、今すぐ止めて下されである!
ユーディン:これはお前のためでもあるのだ!
タイガス:私のためではないのである!兄上がどうして皇帝陛下へ謀反したかなど、簡単に私には分かるのである!
ユーディン:!
タイガス:神骸と戦うには皇帝陛下は戦力外である。あまりにも幼いのである!だが陛下は必ず付いていくとおっしゃるのである!それが皇帝の責務だからだと!『陛下を巻き込まないため』『守るべき帝国の民のため』、それが簡単な兄上が謀反を起こした簡単な理由である!
ユーディン:タイガス…。
タイガス:次の理由はもっと簡単である!歴代のカンナヴァルシアス帝国皇帝が摂政が不要になったとき、何をしてきたか!ほとんど難癖を付けて、処刑してきたのである。特に暴帝カリグラは私達の父上や叔母を酷い方法で殺したのである!…だから兄上は陛下をどこかで信じ切れていなかったのである!『皇帝への根深い恐怖と拭えぬ不信感』!それがもっと簡単な謀反の理由である!
ユーディン:…。
タイガス:最後の理由は一番簡単である。兄上はこんな理由など実際はどうでも良かったのである。ただ、ただ私と離れるのが絶対に嫌だったから!そうなのである!兄上はいつだって!『私達兄弟二人のため』、それが一番簡単な理由である!兄上、今ならまだ間に合うのである!止めてくれである!私が何とかするのである!だから――!
ユーディン:もう遅い!私は帝国の絶対君主、皇帝に叛逆したのだ!
ヨルデリア:まずい、止めるよ!

四人は3大貴族と戦った。
ユーディン:くっ!
ユーディンが一瞬の隙を突いて皇帝を人質に取った!
ヨルデリア:あっ!?
ユーディン:かくなる上は…!
???:止めてー!!!!!!
ザシュッ。
クルマーン・ランケール:ああああああああっ!?部屋に閉じ込めておいたのに!ヨルティーネぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!
ヨルティーネが皇帝を庇った。
ヨルティーネ:お父様、皆様、もう、やめて…私達は、貴族、なのよ…こんな、ことは…。
タイガス:ヨルティーネぇえええええええええええええええええええええええええええええ!
タイガスは回復魔法を使った、だが…。
タイガス:な、何故血が止まらないのである!?もっと、もっと回復魔法を!
ヨルティーネ:ああ、良かった…最後が、貴方の腕の中で…。
タイガス:うあああああああああああああ!
ユーディン:ああ、あ…。
皇帝:…摂政、宰相、そして司法長官よ。これが朕に出来る最後の礼である。今までよくぞ朕に尽くしてくれた、まことに大儀であった、心から感謝するぞ。…自害せよ。

セイバー:僕には心が無いのだけれど、思考回路が謎の過負荷に悲鳴を上げている。これは何だろう…?
ヨルデリア:それが悲しいってことだよ。

コーガ:姫を倒したか。
ヨルデリア:うん、父さんも生きていて良かった…。
コーガ:この程度では死なんさ。
タイガス:…兄上…ヨルティーネ…。
リトール:泣けよ
ハルーン:うん、泣くべきだよ
タイガス:…。
ヨルデリア:もう我慢せずに、泣いて良いんだよ。
タイガス:…う、ううっ…。
セイバー:悪いけれど、その時間ももう無い。あと一時間で方舟がカンナヴァリスの上空を通過する。
ヨルデリア:どうすれば方舟に行ける?
セイバー:使いの糸を僕に貸して、すぐに方舟の位置情報を書き込むから。
ヨルデリア:頼むよ。
セイバー:よし、これで…いつでも方舟に行けるよ。
ヨルデリア:ありがとう。

四人は方舟に転移した。
ヨルデリア:これが神骸…。
リトール:姫と同じ、いや、それ以上の力を感じるぜ…。
ハルーン:倒そう。コイツが星に落ちたら、地球のように、星の命が全て食らい尽くされるよ。
タイガス:させんのである!
激戦の果てに、神骸を倒した。
ハルーン:た、倒した…?
セイバー:いや、まだ生きている!
リトール:ふざけんな、これでまだ生きているのかよ!?
タイガス:どうすれば倒せるのであるか!?
ヨルデリア:みんな、下がって!
ヨルデリアは『神の子』を解放した。
ヨルデリア:やった、外に出られたぞ!うん?何だ、人間がいるじゃないか。コイツはラッキーだ!
ヨルデリア:そうだね、その通りだ。
ヨルデリア:は?何を言って…ぐああああっ!?お、俺の力が、俺の命が!
ヨルデリア:お前と私の!命を!ぶち当てる!神骸よ!完膚無きまで砕け散れ!
辺りはまばゆい光に包まれた…。
そして光が消えた後には、神骸とヨルデリアの姿はどこにも無かった。
セイバー:神骸の消失を確認…。
タイガス:よ、ヨルデリアは!?
セイバー:彼女はもうどこにもいない。
リトール:おい、それはどう言う意味だ!?
セイバー:彼女は『神の子』もろとも神骸に命の全エネルギーをぶつけた。その結果、神骸は消失した…つまり、彼女も…。
ハルーン:そんな!
セイバー:もうここには彼女はいない。…地上に君達を戻そう…。そして僕は今までのように方舟から地上を見守ろう…これからも…いつまでも…。

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