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小説やエッセイを書く動機について

わたしは理系出身で仕事もそっち方向だったので、常に技術的に正しいのか完璧なのかを問われる世界にいました。ですので思考のベースを「正しいのか間違っているのか」の白黒をつけるように訓練されてきたわけです。
そんなわたしからみると、架空の話を作って書いていく小説というのは上記のような「堅苦しさ」とは相反した自由で楽しい世界にみえたのです。なんといったって小説では作者である自分が神様でいかようにも書けるわけです。しかも論理性を前に出すのではなく、あくまでも感情的、感性的な部分をいかに読者に訴えて共感を得るのかという、理系にはまったくもってない要素が必要なジャンルですので、若い頃のわたしにとってはとても魅力的に感じたわけなのです。

すると今度は、せっかく文章を書くのだから現実的なことに対して何か変化をもたらすものを書きたいということを思うようになってきました。自分の文系的な小説によって相手に感性を伝えられるのであれば、理系的な要素をもって相手に伝えられるのではないか。しかも論文のような面白味のないようなものではなく、文系的な「面白さ」を含んだ文章を書けるとしたら、なんて考えていくわけです。

そこでエッセイというのが非常に良いジャンルとなりました。エッセイは自分をネタして笑ってもらうのも楽しいのですが、それ以上に読者がネガティブだと思っているものを「こんな観点で見てみたらどうでしょうか」とポジティブに思ってもらえる文章を書けるジャンルだということに気がついたのです。

小説が架空の世界を用いて読者を誘導していくとすれば、エッセイは現実の世界を用いて読者を誘導していくものだと思っています。それもいい方向にです。
ということで、わたしはエッセイを書くことをおすすめしていますし、自分自身も常に練習をしているわけです。今日掲載いたしましたものも、わたしにとってはエッセイの練習というわけです。読んで頂ければ幸いです。

文章を書く力とエッセイについて
https://kakuyomu.jp/works/16818093085404878956


昨日の夕飯は松茸ごはんとお吸い物、カジキのフライにしました。たまの主婦アピールでした😊

14件のコメント

  • 『文章を書く力とエッセイについて』の作品を拝読しました。色々と教えていただき、ありがとうございました。
  • 歯医者に行くのが少しでも楽しくなって貰えるようにKOUJIを書きました。
    というのは建前です。
    自分が辛かったので、ネタにして通い続ける為に書きました。笑
  • ご飯美味しそうとか言ってみます(笑)
    わたしの場合、書く(描く)事が好きだから
    書いてます(笑)
    あと、やりたいことがあるので
    書いているって言うのもあります(笑)
  • 松茸ごはん+お吸いもの+カジキのフライ!
    素敵な秋の献立ですね!

    エッセイ論、拝読いたしました。
    エッセイは書けないと思われている方への素晴らしい指針でございます。
    昨年の豆ははこには、刺さりまくりです。

    そして、KOUJ⚪!先般の親不知抜歯の際には心の支えでした!鳥尾巻様、ありがとうございます!
  • あの松茸が美味しいご飯に!
    急に秋の雰囲気になりましたね。

    なるほど〜、と思いながら読ませて頂きました。
    うちのインコ可愛いの!ばっかり書いていた気がします…(^_^;)
  • まつたけ〜
  • エッセイ、参加予定です。
    いいのだ、へたくそでも!!
    鳥尾巻さんのKOUJIには勝てる気がしません(; ・`д・´)
  • 神崎 小太郎さま
    いえいえ。エッセイのほんの一面をご紹介したまでです。
    ありがとうございました。
  • 鳥尾巻さま
    コメントありがとうございます。
    鳥ねえのエッセイは鳥ねえがわたしみたいに偉ぶっていないので純粋に楽しく拝読できる素晴らしいエッセイばかりです。KOUJIはまあ、大変でしたよね。
  • @syu-inononnさま
    コメントありがとうございます。
    そうですね。「好きに書く」これが何よりの原点ではないでしょうか。
  • 豆ははこさま
    たまーに主婦力を発揮したのでこれ見よがしにアップしました笑
    マスカットと栗もいただきました。秋をフルに満喫しております。
  • 幸まるさま
    コメントありがとうございます。
    オカメちゃんはかわいいので、そうなって当然ですよ!
    あと幸まるさんのおやつのお話、わたしは大好きなんですよねえ。
  • 一郎丸ゆう子さま
    最高でした!
  • 西しまこさま
    参加予定ありがとうございます。
    しまこさんらしいエッセイを書けばいいのですよ。楽しみにしております。
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