ある雨の日の夜、主人公の家に訪ねてくるヒロイン。
主人公はとある理由で勇者パーティを追い出され、恋人である剣聖にも見捨てられた魔法剣士。
しかしその悔しさを糧に努力を重ね、上位冒険者になり王都に一軒家を購入する。
一方主人公を追い出した勇者達は、ある事件で女神の怒りを買い、全員職業もスキルも取り上げられてしまう。
後ろ指を指され続けおちぶれてゆく勇者達。
主人公を見捨てた剣聖(ヒロイン)は帰る場所も失い、このままでは自身の身も危ういことを知り、元恋人の主人公に助けを求める。
(ここまでどうでもいい話)
事情を知る主人公は元剣聖のヒロインを家に住まわせることに、しかしそこに昔あったはずの愛情を感じることは無かった。
主人公に見捨てられたら生きてゆくもできないヒロインは、見捨てられないようにずっと守っていた純潔も捧げ、慣れない料理や掃除、洗濯などで役に立とうとする。
しかし主人公の家には信頼できる仲間や、主人公の世話を焼く女性達がよく家に訪ねてくる。その人達は主人公達の事情を知っており、ヒロインに冷たい視線を送る。
それでも主人公の優しさに、どんどん身も心も依存していく…
主人公への愛情と依存、主人公の現在の仲間達への嫉妬、自身が主人公のことを見捨てたという罪悪感と、今度は自分が捨てられるかもしれないという恐怖心に擦り切れてゆく心。
ある日主人公は、魔王討伐のメインメンバーに選ばれたことをヒロインに告げる。
「王都を出る前に君に伝えなければいけないことがある…。」
そこで主人公がヒロインに伝えた言葉とは。
壊れかけたヒロインの選択は…。
っていうよくある『追放ざまぁ』ものの話を思いつきました。
いつか短編で書こうと思ったけどオチ以外はここにあることが全てじゃん…(書く意味ない