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レビューや応援のお礼&『クマシロ』に番外編追加します

いつもお読み下さってありがとうございます。
また、身に余るレビューや、応援も、涙が出るくらい嬉しいです。
私が好きな世界を、一緒に旅して下さってありがとうございます。

いま連載中の『雲神様の箱』の前に、似た世界観で書いた『クマシロ』という話があるのですが、カクヨムさんではまだ公開していない番外編がいくつかあって、いま読み返したら、まあ公開に耐えられるかな…という出来のものが少しあったので、数話加えていこうと思います。

小説家になろうさんでは全部公開中なんですが、近いうちに削除するつもりなので、残しておきたいものはこちらに移そうかな、と。もし良かったら、お付き合いください。

ただ、言い訳なんですが、『クマシロ』を書き始めたのは2007年より前で、設定によっては作ったのがさらに昔という、10年以上前の情報と、当時の私の知識で仕上げています。当時は主に文献の読み込みから話を作っていたのもあり、いま読むと、これは倭国大乱の時代だとおかしいよね、とか、さすがに超解釈過ぎないかしら?という設定もちらほらあるので(この時代に馬はいない※昔は縄文時代からいたとされていたけど後で間違いだったと分かった、造船技術※この時代では帆船は一般的ではない、兵力、他にも)、そういうのが気にならない方なら楽しんでいただけるのではないかなと思います。

とはいえ、もともとが「日本神話に対する既成概念をぶっ壊してやる!」というパンクな気持ちで書き始めた話だったので、意図通りの部分もあります。(分かる方は分かって下さると思うのですが、「古事記」より「風土記」派です)

『雲神様の箱』も、それに近い気持ちで書いています。当時の世界の復原を自分なりに目指しつつ、誰も見たことがない古代を書いてやる!というつもりで作っていますので、歴史物語にはなり得ないIFのファンタジーですが、私が大好きな古代日本の世界が、現代とそう変わらない人間達が泣いたり笑ったり、成長したりしていく姿とともに、少しでも皆様の身近なものになれば、最高に幸せです。

フィクションとノンフィクションは分けて考えています。創作物語を書いていますが、考古学や歴史なども大好きですので、そちらは、エッセイと、自分用の歴史覚え書きブログhttps://noisetorhythm.wordpress.com/に少し載せています。ご興味がおありでしたらどうぞ。

4件のコメント

  •  初めまして、道半と申します。
     「クマシロ」とても面白く読ませていただきました。
     古代日本史の知識は歴史の教科書程度(それすらもややおぼつかない)ですが、むしろ作品から教えてもらうような気持ちで、楽しく読み進めることができました。修得しようと思えば途方もないとも思える奥深い世界をこれほど素敵な物語の中で味わうことができて、本当にうれしく、ありがたく思います。知識はないのですが、古代日本の世界に憧れはありまして。幸せ…!
     また、主人公二人や彼らと関わる人々の誰もが優しさと厳しさを併せ持っていて、そういった多彩な登場人物たちもとても魅力的でした。「塔の上の小嵐」とても好きです。
     番外編追加とのこと、うれしいです!楽しみにしています。
     今後も色々な作品を読ませていただきたいと思います。素敵な物語をありがとうございました。
  • 道半様

    先日は、レビューをありがとうございました!
    自分が書いた物語が、10倍、いえ、100倍素晴らしいものに感じられる素晴らしいレビューに、感動のあまり呆然としました。
    「クマシロ」は、私が好きなものを好きなように詰め込んだ話で、実は私も、どちらかといえば「クマシロ」のほうが好きかもしれません(笑

    「塔の上の小嵐」に触れて下さってありがとうございます。
    あの小話は、恥ずかしながら自分でも気に入っていて、とても嬉しかったです。
    「おれが悲しんでるんだ、天変地異が起きてみんな死んじまえ!」なんて祈る支配者が本当に居たら嫌なんですけどね。
    でも、人間だから、力を持っている人が本当に悲しんだなら、悲しみの威力も凄まじくあって欲しいなと思って書きました。彼の悲しみと戸惑いと、希望のようなものが伝わっていれば嬉しいです!
    >優しさと厳しさを併せ持っていて…
    これも、とても嬉しい!
    人間は、誰しもがある種の聖と悪を抱えていると思っています。

    古代日本史についてなんですが、私が書いている物語は王道路線から若干外れていると思います。
    ひねくれ者で、王道と呼ばれるものほど崩したくなる傾向があり…(笑
    ですので、教科書の裏の裏をいっているかもしれませんが、私は、古代日本に興味のない方にこそ楽しんで欲しくて、物語を書いています。
    最近でこそじわじわと古墳ブームが来ていますが、残念ながらまだまだ「エッ…古墳とか埴輪が好き…なの…?」というのが一般的だと思います。
    でも、カッコよくて面白い世界なんですよ!そこに生きていたかもしれない登場人物の喜怒哀楽とともに、風景や、おおまかな歴史を味わっていただけたなら、最高に幸せです。

    丁寧なレビューと、心温まるコメントまで、本当にありがとうございました!
    お話を作って良かった。恥を忍んで公開して良かったです!
    「クマシロ」の番外は近々追加しますので、どうかまたお付き合いください。
    ありがとうございました!
    (長々とすみません!想いが止まりませんでした笑)
  •  先日は丁寧なお返事ありがとうございました。「クマシロ」の番外編、読ませていただきました!
     火悉海と桐瑚のその後は気になっていたので、読めてうれしいです。
     「あやしの姫」の方は、火悉海!気づくのが遅いよー!ととても切なくなってしまいました(すみません)。こんな風に自分の気持ちに気づく瞬間もあるのかと思うと、人と人との関係のままならなさを改めて感じます。それでも瀧木姫が来なければそれに気づくことすらなかったんですよね。そして鹿夜が浮気なんて考えるはずもなく…いや浮気、ばんばんすればいいよ!と思ってしまった浅はかな私です(笑)
     一方「木花咲夜」は胸が締めつけられました。やはり時代のせいか、桐瑚は翻弄され続けてしまうのですね。本編で日女も言っていたように、大巫女となってあの庵にずっと一人でいるのも侘しいものがあります。それならば愛した人のためにと…強い桐瑚だからこそ貫ける愛の形なのですね。それにしてもなんと過酷なものか…!迷いを捨てた彼女の美しさは、誰にも媚びない真っ直ぐなものなんだろうな、と思いました。

     「クマシロ」読ませていただき、ますます古代日本の風景や人々の営みへの憧れが強まりました。大河ドラマでも題材にならないのかなあと思ったりしてます(笑)教科書に出てくる埴輪や古墳にいきなり親しみを覚えるのはなかなか難しいけれど(すみません)、えん堂さんの作品で描かれる世界はとても素敵で、夢中になって浸っていました。ありがとうございました。
     「塔の上の小嵐」は、大国主の気持ちが少しわかるような気がしたんです。自分はこんなにも悲しいのに、空が晴れ渡っているなんて理不尽に過ぎる、と。きっとこの時代の空は、現代よりずっと澄んできれいだったのかなと思えばなおさら、悲しみや憤りは激しかっただろうと思われて切なくなりました。

     長々と書き連ねてすみません。。。
     あの…あとひとつだけ!本編で狭霧が歌っていた子守唄(昼のあいだはひとつはふたつ〜)は、えん堂さんがお作りになったものなのでしょうか。とても優しくて愛らしく、すごく好きだなと思いました。印象深かったです。
     長々とコメント汚しすみません。そろそろ切り上げます(汗)本当にありがとうございました!
  • 道半様

    早速番外を読んで下さったのですね!丁寧な感想まで…!ありがとうございます!(嬉しくて叫びたい気分です!ぎゃあぁぁぁ!)
    あの、全然汚してないですから!むしろ飾っていただいてますから!

    「あやしの姫」は、切なくなってもらいたくて書きましたので、とても嬉しいです!自信家の彼は自分が見たいようにしか物事を見ないかもしれませんが、彼女が身近な存在だからこそ、ずっとそばに在ると勘違いしたのかも…。
    「木花咲夜」は、カクヨムに転載するかをはじめ迷ったのですが、読み返してラストシーンにたどり着いた時に「転載しよう」と決意した話でした。桐瑚を、炎の赤が似合う毅然とした女性に感じていただければ幸せです(*´ω`*)
    (私は血生臭い解釈をしてしまったのですが、もとになった木花咲夜のお話は「古事記」に登場するラブストーリーです。もし機会がありましたら本家本元の物語も覗いてみてください!)

    そうですよね、わかります…。埴輪を見て「ワーオ、イケメン!」とはなかなか思えませんよね(笑
    この際埴輪は慣れるまで置いておいて、神社のような古代風建築を見て下さったほうがイメージが膨らむかもしれません(笑
    または、昔のまま変わらないような山や水辺や…古代に限らず、過去を想像するお助けがわずかでもできれば嬉しいです!

    狭霧が歌った子守歌は、自作です。表向きには「眠った後も夢の中で遊ぼうね」という意味で、狭霧は母親が亡くなっているという設定だったので、「夢の中なら死んだお母さんとも遊べるよ」という裏の意味も込めました。この歌を作ったのはかなり昔なので、とても懐かしく思い出しました(笑

    こちらこそ、楽しくて長々とお返事してしまいました。
    構っていただいてとても嬉しかったです!
    こちらでもTwitterでも、どこでもいつでもじゃんじゃん構ってやってください!
    嬉しくなるメッセージをありがとうございました!
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