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25/09/13 自作語り③(長編回)

お疲れ様です。宴です。

①、②と続いた自作語りも、これにて終いとなります。今回は長編について取り上げます。

〇冤罪で投獄された悪役貴族は最強の吸血鬼に生まれ変わる(以下略)

毎週土曜日に更新しています、元伯爵令息が主人公の異世界ファンタジーとなります。

執筆活動を始めて六、七年ほど経ち、鳴かず飛ばずが続き、「ネットに小説を投稿しているのに異世界ファンタジーが一作も無いからでは」と思い立ち、執筆に至りました。実はオルゴの異能の殆どは数年前に練っていたものを流用しており、血にまつわる異能を行使するに相応しい属性として「吸血鬼」を付与し、ネット小説界隈で人気の「貴族」の役に落とし込んだ形になります。
細部の設定についてはかなりこだわり抜きました。既存のファンタジー概念を踏襲しつつ、理屈を詰めていったり独自性を持たせたり(回復魔法による治癒は寿命の短縮を伴う等)、ああでもないこうでもないと書いたり消したりしながら形作りました。

登場人物ですが、主要なキャラクターについてはイラストに起こして資料集に組み込んでいます。何かしらの形で表に出そうかなとは思っていますが、今のところ具体的な方法は固まっていません。ファンアートとか頂けたら飛んで喜ぶんですが、どいつもこいつも作画コストが高すぎるのが玉に瑕ですね。個人的にはヌボラ姉妹が比較的描きやすい方だと思います。かなり昔に描いたものを下に添付しておきます。実は彼女らに関してもデザイン自体は数年前に出来ていたんですよね。彼女たちを登場させるために本作を執筆し始めたところも多分にあったり。

最後に小ネタですが、登場人物の名前や地名、魔法の呼称などは基本的にイタリア語ないしドイツ語を参考にしています(乾杯の挨拶がサルーテだったことから察していた方もいるかもしれませんが)。例えばオルゴ・デスタルータについては、orco(=鬼)testa alta(=頭を上げる)の伊語翻訳になります。吸血鬼として覚醒する者みたいな塩梅です。ここでは名称それぞれについて解説することはしませんが、調べてみると「なるほど」となって面白いかもしれません。一応ネタバレにはならないように直接的な表現は避けていますが、あるいはという可能性があることについては留意してください。

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このノートで他の長編に二作についても語る予定ですが、近況ノートは一時保存が出来ないため一旦このまま投稿し、後で書き加えるという形で補完いたします。

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