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自分語り:創作活動のルーツを振り返る

私が創作といった行為に特に興味を持ち始めたのは
中学生時代、ネットゲームにハマったことを切欠に
「パソコンに向かう」という行為が習慣化していった頃でした。

元々父がゲーマーだったこともあり、
家にはスーファミを始めとしたテレビゲームが沢山あって
小学校の頃などは、友人と家でゲーム遊びをよくしていました。

当時FFやDQといったRPGの魅力を知った私は
学校の休み時間なども自由帳でRPGのマネごとをして遊んだり、
TCGにハマってからは、自作カード的なものもやっていた思い出があります。


小学校最後の年、私はとある切欠で転校をすることになります。
新たな交友関係の元、アナログ・デジタル問わず色々な遊びをしましたが
以前のように自分で何かを作るという行為からは、やや遠ざかっていきました。

環境の変化を切欠に、学業に対する意欲は大きく薄れ
次第に授業についていけなくなった私は
友人に誘われる形で、初めてネットゲームの存在を知ることになります。


当時人気だったMMORPG。
ただやらされるだけではなく、時に自らが目標を決め
果てない冒険を自由に繰り広げ続ける……。
初めてプレイした時の興奮と経験は、今でも忘れられない大切な宝物です。

その交友によってネットの世界を知り、
時にHPやブログを作り合ったりと
自分で何かを発信する、という行為に改めて手を染め始めました。


その後月日は流れ、受験の影響などで次第に友人のログイン率は低下。
結果、徐々にネットゲームの世界から遠ざることとなりますが
ゲームへの感動とネットの知識を得た私は
然る後「RPGツクール」の存在を知ることになります。

幼少の頃から積み重ねた多くのゲーム経験は
私の中でアイデアを生み、同時に既存のゲームに対する
不満を持つ要因にもなりえました。

そんな不満を取り払った、自分だけの理想の形……
「僕の考えた最強のゲーム」を作れる存在として
RPGツクールはまさに私の理想の遊び道具だったと言えます。

それからしばらくは自分のゲームを作れる、というのが嬉しくて
色々と四苦八苦しながらも、作り方を学び
時に同士たちと語り合い、作品を見せ合う、充実した日々……


その経験は私に作品を作る喜びと、生み出す苦労を教えてくれました。
もし私に夢と呼べるものがあるとするなら
それはきっと、あの時抱いた理想の中に存在するのでしょう。



日々創られる多くの作品は、私に新たな感動を与えてくれます。
同時にその作品を生み出す苦労と、詰まった想い。
そんなものを感じているだけで、大きな充実感を得られる……

しかし、それと同時に「自分なら」という想いは湧き上がり
当時投げ捨てた理想が脳裏をチラつき続けるのです。



自分の思い描いた、最高に面白い、最高の作品。
それを実現できるのは、恐らく「誰か」ではなく自分自身でしょう。

私にとって、創作が与えてくれた感動は宝であり、人生のようなものです。
ならば、その頂点を、生きている内に見てみたい。


いつ出来るかもわからなければ、誰が評価してくれるかもわかりません。
しかしそこには確かな自分の想いと理想が込められているはず。
今まで自分の中に積み重ねられた、感動の山。
それを最大に凝縮し、発信することで
誰かに感動を与えられたら、それはきっと素晴らしいことだと思います。

敬愛し、憧れるあの人のように
自分は自分の出来る形で、それを実現していきます。

時に疲れて休みたくなることもあるでしょう。
でも、諦めなければいつかは、頂上の景色が見えると信じて。
その景色が、多くの人を感動させられると信じています。

愛する人と、愛し合える存在になれると信じて。

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