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新年の抱負

まず、昨年の目標であった「実験的なテアトロ」の完成を果たせなかったことを、期待して待っていてくださった方にお詫びいたします。

アイネ編もあと三日間を残すのみで文字通り最終章に差し掛かったわけですが、ピースがまだ揃っていないのではないかという思いがどうしても払拭できず、少し書いてはプロットを練り直し、の繰り返しを続けておりました。言い換えれば、読んでくださる方を「引きずりこんで出られなくする」たぐいの展開を実現できるという確信がまだどうしても持てないわけです。大まかなプロットでは大丈夫だと思っていたんだけど、実際書き始めてみるとそんな甘いもんではなく……。

ただ、年末に気分で開催した自主企画でインスピレーションを得るところがあって、糸口をつかんだようには思います。でもこんな簡単な発見で物語の見え方がガラリと変わることに気付いてしまうと、まだまだ考えるべきことがあるんじゃないかって悩んでしまって、なかなか一歩を踏み出せなくなっているのが現状です。

除夜の鐘でも消せないようなドロドロした欲望が渦巻いてるんですよ。絶対にクソ面白いものにしてやる、読んだ人の度ギモ抜くようなもの書いてやる、っていう。それが果たされないんなら、腐ったリーマンがノルマで仕事するように形だけ完成させたってなんの意味もない。

で、今年の目標ですが、「第一章・ペーター編のノベルゲーム化」です。

え、そこ? って話ですが、結局、俺のやりたいことはそこなんだなあ、と。

昨年中からSKIMA、skillotsといった絵師さんに有償でイラストをお願いできるサイトに足しげく出入りし、ドッペルだの五郎太君だのといった拙作に素敵なイラストを描いていただいております。また、その流れで腕の良い背景絵師さんと出会い、テアトロの背景絵を何枚か描いていただきました。

でも、テアトロのキャラデザをしてもらうメイングラフィッカーはまだ確定しておりません。なので今年はまずメイングラフィッカーと出会い、信頼関係を築くこと。そしてペーター編の絵を描いていただき、ペーター編をスマホベースのノベルゲームとして完成させること。それを目指していきたいのです。

もちろん、アイネ編の執筆も進めます。あとドッペルの続きも書きたいし、五郎太君もいつまでもあのまんまなのは気の毒だなあ、と。そのときどきでやりたいことをやりたいようにやる。もうそれでいいんじゃないかっていう開き直りに近い気持ちがあります。逆に言えば、心底楽しめないようなら創作なんかやめちまった方がいい、っていう諦念というか、今流れ着いた地点はそんなところです。

いずれにいたしましても、本年の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

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