佐々木蔵之介の藤吉郎に魅了されています。
最初、イメージ違うなあとしか思わんかったけど、そんな印象はすぐふっとんだ。猿じみた顔と、一代で成り上がった智謀の将としての顔との演じ分け。もうぞくぞく来まくる。金ヶ崎の退き口に帯同させてくれと鼻水たらして光秀に懇願した演技は圧巻。一分の隙もない。もう、俺の中では佐々木藤吉郎を観るために麒麟が来る観てます。
ただみんな言ってるけど、あの戦闘シーンのお粗末さはなんとかならんもんかなあ……。なかんずく鉄砲がいかん。リアル並みに反動つけろとは言わんけど、火ぃ吹くだけで微動だにしないというのはさすがに……。
政治的な駆け引きと心理描写で売るのはいいんです。すごく楽しめてる。けど、本能寺の変や天王山の大戦にはぜひ血沸き肉躍る戦闘シーンを、と期待してしまうなあ……。