お世話になっております。
久遠ノトと申します。
小説って書くの難しいですよね。
そう思ったのが、自分の作品を見返した時なんですけど
「これは書いておきたい」「これを書かないと不自然になる」
って当時思っていたことが、時間をあけてみるとすっっっっっっっっっっっごいノイズなんですよ。
あと、物語上戦闘描写とか入れたくて入れたらそれもそれでノイズで。
物語の大筋の話があったとして「この戦闘必要あったか……?」「要らない展開じゃないか?」ってなってて。
う〜ん、と腕を組んで唸ったわけです。
特に冒頭の展開を結構丁寧に書くわけですよ。
情報を削ぎ落として、削ぎ落として、それで読者さんが多く見てくれて。
でも、結局その分の説明をするパートとかで一気に「ペースが落ちる」んですよ。
これいかに。
読んでて
「この話。世界観の説明をしてくれてるんだろうけど、別になくても読めるしなぁ……」
って思いながら、今回のタイトルにある空想無双の話を見てた理由です。
途中までちょっとグダグダしながらも進み
妹が出てきたあたりの|世界改変《アップデート》の話でグダリ
その後の妹との会話でもグダリ
あとは葉加瀬のストーリーとかもちょっとグダってました。
物語の本筋に加え、ちょっと心理描写や解説、世界観説明とかが入った瞬間にやっぱりペースが落ちるのが。
うーーーーーーーーーーむ。
といっても、この物語、すごい読者さんの離脱率が少ないんですよ。
どこかで見たんですが、1話と10話で10分の1くらいに抑えられていたら「読める作品」的なことが書いてあって、ほえーと思ったことがあるんですが。
(どこから出た話かわからないですし、根拠があるのかわからないですが、一つの目安として)
なんとこの作品、1話から最終話までの間の離脱率が1/4なんですよ。
1話で400人見てくれてるんですが、最終話まで見てくれたのが100人いるんですよね。
90話超えなのに!!!! 凄い!!!!
当時の私としては、読みやすい作品を書いたつもりなんですね。
さくさくと、なるべく情報をそいでそいで。
気軽に見える作品を作ってみた! と思っていた作品でも、やっぱり途中で止まってしまうのがどうも難しく。
そんな感じで、空想無双を読み終えました。
個人的に満足をしていますが、もうちょっと削れる部分があったのではないか。
主人公の面倒くささを表現するために、特殊な言い回しとかもいれつつ、雰囲気を損ねないために色々してみたり。
祈織ちゃんの所で、セカイくんがエレが殺されたことに対して憤るところもちょっとそこまでに至るまでの説明が足らないところで、世界観的に『そこまで怒ること?』という印象も抱いたり、
ポップな作品だからこそ、嘘つきの女性に対して「そんなことはとうの昔に言い慣れてる」っていうのも、世界の雰囲気的にミスマッチな気もして。
これ、小説って書くの難しいなぁ……って思ったわけです。
次に書く作品の参考にしよう……
頑張ろう……。