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初めてのカクコン! 初心者だからよく分かんないけど頑張るぞー!

どうもドロミーズ☆魚住です。
来月からカクコンがありますので、新作を携えて参加してみようかなぁと思っております。

去年いた時は演劇のコンクールに参加して過労で倒れ、自殺未遂までやりかねたので参加できなかったんですよね。
なので、楽しみと言えば楽しみです。

とはいえ、私の創作スタイルは演劇脚本と2000~2010年代のR18ノベルゲームを参考にしているので、キャラクターの立ち絵やボイス、音楽などといった副次情報ありきの制作になってしまいがちなので『文字』だけで勝負する小説やライトノベルとはとことん相性が悪いんですよねぇ。

特に私とWEB小説との相性は最悪の一言。
私ってば文庫大賞に向けて、読み慣れている読者様や編集様のウケを狙って書くが為に、その逆の読者層のウケが余りよろしくないのです。

後、私個人がテンプレ展開が苦手……正確に言えば後先の展開が分かっているのにわざわざ書く必要あるのコレ? とやる気を無くす訳なのですが……で、更には異世界モノも苦手という有り様。

いや、異世界モノは書こうと思えば書けますよ?
書こうとすると動悸が出るだけなんですよ?
言い訳をするとですね?
私の創作の師匠に『朱鷺田祐介』っていう先生がおりましてね?
クソ爺……もとい、中々に個性的な御人でして……いやぁ……そのぅ……怖い。
ファンタジー作品を書こうとするとの私の脳内にイマジナリー先生がやってきて『その設定おかしくない?』『なんでその設定を選んだの?』『そもそもその設定面白くないよ?』と問い詰められましてぇ……!
私の将来にめちゃくちゃ期待してくださる分、プレッシャーというプレッシャーがもう本当に半端なくてェ……! もう疲れちゃって……! 全然書けなくてェ……!

だけどキャラクターは滅茶苦茶良いって褒められたので、それ以降の私はキャラクターの魅力で何とか逃げられるラブコメを書いて逃げていてェ……!

……という訳です。ハイ。
今回もラブコメを書いていくとしましょう。

それも私好みのラブコメではなく、WEB小説向けのラブコメを書くと致しましょう。

えー。要するにですね。

今まで全く興味のなかったランキングに照準を合わせて、そろそろ本気の業務形式で書く事に致します。
要するに『書いて楽しいから書きたい作品』ではなく『書いても面白くないけど書かねばならない作品』を執筆すると致しましょう。

要するに現実でやっているようないつも通りの劇本作りとなんら変わりありませんね。
悲しいですね。




閑話休題




さて、売れるラブコメを考える前にカクコン9に向けての傾向と対策を考えるべく、昨今のカクヨムの事情から考えていくとしましょうか。



出版社がウェブ小説サイトの人気作品を書籍化する(導入期・成長期)

Web小説家がデビューの為に注目度だけを重視し、多数の読者層を獲得できるテンプレ的な作品ばかりを大量量産(成熟期)

テンプレを好む、あるいは許容できる感性の読者が界隈に残留し、その逆の読者は界隈から撤退。
書き手がテンプレの脱却が出来なくなったことで新しい作品が打ち上がらなくなり停滞する(飽和期)

ウェブ小説全体の縮小化。
書き手の多様性と独自性の放棄。
閉塞が進みすぎて、ここからではもう持ち直せない(衰退期)



要するに、カクコン9に参加した作品を読んでくれるであろう読者の多くは『Web小説というコンテンツの基本構造と上手く共存できた存在』である。

これを【読者層A】と定義づけます。

しかし、私のようなマイナーな作品を好んで読んでくれる目の肥えた読み専の方々も当然ながらいらっしゃいます。
そんな彼らを【読者層B】と定義づけるとして……一体全体、【読者層A】と【読者層B】はカクヨムのサイトにおいてどちらが多いのか? という話になります。

しかし、ここで安直に【読者層B】を捨てる判断はオススメできません。
要するに【読者層B】の視点って、作品を商品化させる編集側の人間と同等以上の見る目がある訳ですからね。

私個人としては【読者層A】も【読者層B】も取り入れられないと商業化しても長続きできないと思っていますし、実際そうですし。

さて、ではなぜテンプレが好まれるのか?
そりゃあ、やっぱり情報を早く摂取できるからでしょう。
読者としても、短く、早く、楽しく、ファストフードを食するように食べたいというのは当たり前の話ですし、そもそも面白いだけの話を見たいのでしたら商品になっているモノを見れば宜しい。

投稿サイトの中でテンプレを繰り返した結果、今やWeb小説というジャンルは元から時間をかけて読み込む従来の小説というよりも、次々と安心できる展開を流し見るようなファストフードならぬファスト動画……いわゆるYouTubeのような……形式となり、コピーコンテンツが大量生産されるのでしょう。

要するに『内容』はさほど大事じゃない。
物すっごく腹立たしい事ではありますがね。

テンプレの良さって『最終的に主人公がどんな結末に向かって行くのかということをある程度匂わせてあげる事で読者を不安にさせない』という事なんですよね。

つまり、読者にとっては予想外の展開は『ストレス』であり、作者は彼らに予想通りの展開を与えてあげることで『満足』させてあげないといけない。
だから尚更、内容は注目されないし、目の肥えた読者にとっては面白くもない話が長続きしてしまう。

要するにWeb小説は情報過多な現代社会における『手取り早いストレス解消ツール』。

なので、Web小説の構造は『起承転結』ではなく『起転起転起転起転』。


一巻完結型の紙の文庫本と、リアルタイムのWeb小説とでは土台が全く違うのは当たり前の話でしかなく、そんなWeb小説が文庫本になったところで、というのが昨今の問題になっているのではないのでしょうか。

という訳で、カクコンの読者層……ではなく、運営側の話をするとしましょう。
まぁ、サイトの閲覧数が上がってくれればいいというのが正直なところでしょうけれど、彼らが望んでいるのであろう作品は『文庫本になっても面白いWeb小説』でしょう。

後はついでに書き手の育成をしなくていい人材の発掘。
競馬で例えるのならサンデーサイレンスの血が一滴も入ってない内国産馬の繁殖牝馬を探すようなものでしょう……が、こちらに関しましては期待薄でしょう。

『RE:ゼロから始まる異世界生活』という作品があります。
この作品はテンプレを打ち破って例外的な構成になっていますが、実はこの作品が人気になったのは連載開始の年月日が開始早々ではありません。
何なら元々なろうの評価指標では大人気というわけではなく、暗い内容だったからこそ人は集まりにくく評価は低かった。

しかしながら、この作品はランキングの下の方から面白いと外部からプッシュされて初めて読者が集まってきた作品だったりします。

要するに大多数の読者が只々『面白いらしい』『人気らしい』という『情報』に群がってくれたおかげで人気になった作品とも言えるでしょう。

これだけ作品が多い中、作品の面白さを純粋な内容だけで丁寧に判断しようとする奇特な人間などWeb小説界隈においては絶滅危惧種のような存在でしょう。

文芸的に優れていたり、読み込んで楽しめる構造になっていたり、独自性が強かったりするとWeb小説との相性が悪いと言えるのです。

面白い作品を書けば読者が来るはず……なんてのは只の妄想ですし、作者の都合です。




という訳で、今回は『評価狙いで作られた1話数2000文字程度のテンプレ作品を、評価で良し悪しの判断をする読者に評価させて居座り続けさせ、ランキング上位に露出させ外部からのアクセス数が増えた時期にテンプレから脱却させ、評価し終えたテンプレ好みな読者にはご退場願い、目の肥えた方々でも楽しめるストーリー展開のラブコメに移行させる』という作品を作ります。

要するに『起転起転起転起転起転起転起転起転起転……序破急』という仕組みです。

競馬で例えるのなら、母父テンプレの力を借りて、レースに出走するに必要な『評価』もとい『獲得賞金』を稼ぎ、編集選考というG1を走破します。

出走は12月1日……ではなく、相互勢による☆の送り合いが途絶えて息切れし始めた頃合いに出走。

その為にも『起転』だらけのフェーズは2000文字程度という文字の少なさによるアドバンテージを生かし、1日3話ぐらいの高頻度の投稿をする1週間を行う予定です。

多分、学生の冬休みが始まる12月の20日ぐらいに投稿するんじゃないんですかねぇ……?

という訳で初心者ならではの意気込みでした。
今回も子供げなく結果を出すとしましょう。

あ、もちろん無自覚聖女♂も毎日更新しますとも。
あれは個人的にも最高傑作になりそうな予感さえしますし、何よりも書いていてすげぇ楽しくて最高の気分転換にもなりますのでね!

1件のコメント

  • コメント失礼いたします。
    言われてみれば間違っていました。
    起承転承転結
    だといっていましたが、起承起承転結
    ですね。

    応援しています。
    お体にお気をつけて。
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