はじめましての方は初めまして、そうでない方も改めまして、夜依(よい)と申します。
まずは、『美少女ギャルの罰ゲーム告白見抜いて許したら絡まれるようになった件』をお読みいただきありがとうございます。もし、まだ読んでいないという方がいらっしゃいましたら、是非とも本編の方もよろしくお願いします。
近況ノートという、少し変わった場所にあとがきを置いたのは、本編を読み終わった後の、寂寥感に水を差さないためです。読後の後味を楽しんだうえで、あとがきにお付き合いいただければ。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、本編についてです。同人版の方のあとがきでは少し触れましたが、本作は二人のラブコメを中心に織りなされる青春群像劇的な何か、私は『青春群像ラブコメ』と呼んでいますが、そんな感じのものです。
二人の関係が大きく変わるまでの二章はラブコメらしさを意識して書かせていただきましたが、三章以降は二人を取り巻く色々な出来事を取り扱った青春群像劇的に書いていました。
ラブコメというのは、基本的に主人公とヒロインがくっついたらそれでハッピーエンド、めでたしめでたし、というのが普通だと思います。けれど、その先も彼らの日常は紡がれ続けています。それを少しでも描けたらと思い、こういった構成にさせていただきました。
三章以降については、書きながらも涙腺を刺激されるようなエピソードもいくつかありました。言葉を尽くして、それでも足りず、ぶつかり合い、本音を、本心をさらけ出しながら、ゆっくりと、偶に回り道をしながらも、確かに成長していく、そんな青春のひと時を、私はしっかりと描けていたでしょうか。
青春時代というものは、駆け抜けている本人にとっては、その時、その場所、その瞬間での出来事がすべてであると思っています。
もし、二人を中心にしたこの物語で、その時のことを少しでも思い出していただければ、或いは、こんな青春を送りたい、送りたかった、と思っていただけたのなら、嬉しい限りです。
進級という形で一区切りついて、また新しいステージを走り出した二人がどうなったのか、いわゆる後日談についても描いていきたいとは思っていますが、どのようになるのかは、まだほとんど決まっていません。
ただ、一つだけ、Twitter (
https://twitter.com/yoi_syousetu)に投稿している、おまけについては加筆修正したものを投稿する予定です。ですので、もう少しは、彼らの日常に浸って頂いても大丈夫です。
また、同人版の二巻については鋭意制作中です。本編とは違う点もいくつかあるらしいので、もしよろしければ、発売中の一巻を手に取って頂き、お待ちいただければと思います。
小話とお知らせはこの辺にしておきましょう。
最後に謝辞を。
本編を読んでくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。皆さんがいてくれたおかげで、ここまで来ることが出来ました。
コメントやレビューなどは、引き続きお待ちしております。
それでは皆さん、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。別作品や、そのあとがき、Twitterなどで、またお会いできれば何よりです。
十二月某日
年の瀬の忙しさを感じながらも、二人の行く末を想像しながら
夜依