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LIAR 第七話、八話のあとがき

 やあ、こんばんは。星野一歩です。

「Twitterでお馴染み」という称号が頂けるまでにはまだまだ人目と評価が足りないけれど、皆さんに読んでもらえている事が日々実感できてとても嬉しく思っている。
 ……太一のことは心配しないで。まだ色々不安定だけど、奴は元気でやってるよ。火曜日までは読書が出来ないが、必ず戻ってくる、と言ってた。
 だから大丈夫さ。

 さて。
 主人公が出てきてやっと面白くなってきたね。
 僕は奴の出番を待ってたんだよ。だから本当に嬉しい。皆さんにも楽しんで頂けたら、と思っている。

 作者はこれを公開五分前にようやく仕上げ終わって――おっとゲフンゲフン。失礼。夢の無い話だったね。
 ……まあ実際、第八話に関しては色々あった。
 聞いてくかい?

 最初LIARはハッキリ言って「ド変態」だった。怯える女の子をいじめて喜んでるような奴だった。
 女の子の方が「おばか」だったのも関係してると思うけど……取り敢えず読者ウケのしないキャラだった事だけは確かだった。
 だから作者と二人で考えたんだよ。もっとましなキャラにはならないかってね。暗く冷たいずる賢さを湛えた怪人、化け物を目指して紆余曲折……。何度書き直し、その為にどれ程道筋(ストーリー)が曲がったか知れない……。(多分九十度位はねじ曲がった。おかげで今まで書き溜めてたストーリーは全部おじゃんになった。どうしてくれるんだ!)

 ま、おかげでこんなに良い感じになったけどね! (個人の感想です)
 僕は読んでて――書いてて楽しかったし、面白かったよ。
 君はどう?

 読者の為に書くと、作者まで読者になったような気持ちになれる。
「作者が読者として面白い物は必ず面白い」
 これが僕の隠れ座右の銘だけど、久し振りにこんな気持ちになれて良かったと思ってる。
 そうして生み出した物がどのように捉えられるかは分からないけれど、一応今一番の自信作になったのだけは確か。
 皆さんに認めてもらえたら……とてもとても嬉しいな。

 おや……つい自分語りをしてしまったみたいだ。案内人のくせに酷い失態をさらしちゃったなぁ。ごめんね。
 ……ド変態LIARくんが見たいと言うあなたには原稿が残っているので差し上げますよ(笑)お納めください。

 さて、次回。
 遂に話がギイギイと音を立てながら、ゆっくりと動き出します。
 LIARは一体何を考えているのか、千恵はどんな答えを導き出すのか……乞うご期待。

 それでは、今日も貴方が素敵な夜を過ごせますように。

 Bonum nocte.

(長文失礼致しました)

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