2月13日午前7時から8時に発生した、だるっぱ宅における便器の使用後に水を流すと流れずに溢れそうになる現象について、容疑者Bより経過報告をいたします。尚、この現象については、今後、便器ストとして命ずるものとします。
便器スト発生の直接の原因を作ったのは、だるっぱ宅で生活する住人だと思われますが、誰かは断定できていません。仮に、この人物を容疑者Aと命じておくとします。
容疑者Aは、自身の犯行を薄っすらと認めつつも、自身の犯行であるとは自供しておりません。犯行の隠蔽を図るために、容疑者Bに後始末について、指示を出しました。
便器スト発生後の最大の懸念は、犯行が繰り返されることよりも、容疑者Aの証拠が浮いてきて、目撃されることでした。速やかな隠蔽工作が必要であります。
容疑者Aに急かされた、容疑者Bは、隠蔽工作の為の道具を供給されました。ところが、思いの外、柄が短く小ぶりなものでした。
隠蔽工作のために水を流したところ、案の定、水が溢れかえりました。便器ストを発生させる証拠がまだ詰まっているようです。
供給された道具を使用しましたが、柄が短いために、柄の八割程が水没しています。ここから、更に押し込むということは、柄を握っている右手が水没することを意味しています。
容疑者Bは、考えました。容疑者Aの隠蔽工作のために、右手を犠牲にしても良いのか?
結果、容疑者Bの献身によって、右手が押し込まれました。冷たい。匂いはありませんでした。
引き抜くと、面白いように水が流れていきました。証拠の確認の必要性がありましたが、一緒に流れてしまったようです。
隠蔽工作は、秘密裏に行われ、成功しました。以上、報告です。