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推敲3回目

 前回、「逃げるしかないだろう」をkindleで出版する話をしました。何か特別なことに聞こえるかもしれませんが、出版するだけなら誰でも出来ます。手順を踏んでいけば良いだけです。昨今のユーチューバーと一緒で、間口は全ての人に開かれています。ただ、読むに値する価値がなければ、誰も読んでくれません。

 読んでもらうためには、幾つかのハードルがあります。商売と一緒で、僕自身が宣伝活動をする必要があります。これまでの出版業界は、宣伝販売は出版社、作品執筆は作者という分業が成り立っていました。ところが、昔ほど紙の本が読まれなくなった現代においては、出版社が製本をするという行為自体がリスクになります。売れなければ、即不良在庫になります。ですから、売れる見込みのある作品しか製本しない。酷い言い方をすると、小難しい小説よりも、漫画やハウツー本の方が良く売れる。異世界転生系も良く売れる。こうした流れは、音楽やイラスト、映像にも言えることだと思います。テレビの影響力が低下してきて、YouTubeが持て囃される。この構図と、出版業界も全く同じだと思うのです。ですから、読んでもらうためには、何らかの努力が必要になってきます。

 宣伝活動については追々考えるとして、今回、改めて自分の作品を眺めてみました。過去に2回も、時間を掛けて大幅な推敲をしてきたのですが、読み直すと気になる言い回しが散見されます。

 !!!

 3回目の推敲に入りたいと思います。より洗礼された作品に仕上げるために……。

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