異星の尖兵たるトルグァスの怪物が自らを信仰する部族の偉大なる戦士に祝福を植え付けた結果、戦士の肉体は一年掛けて徐々に変質していく。
完全に変質した戦士の体は授霊幼蟲(ラルヴァン)となる。
幼蟲の肉体は常に大量の理力を生み出し肉体に止める事なく世界に垂れ流していく。
理力が垂れ流しになっている為、魔術や呪術、超能力などは行使できないが強靭な肉体に変質している為、理力を使う必要が無く、その巨体と怪力で敵対者を捕らえる。
時間をかけ魂が肉体に順応した後、決められた儀式を完了し、生贄と自身の肉体を神に捧げる事で授霊幼蟲は、次の段階に進化する。
授霊幼蟲(ラルヴァン)の眼は多いが、実際に機能している眼は二つだけであり、残りの眼は意思とは無関係に激しく視線を動かしている。
Φ種怪物「尖兵」トルグァスの眷属であり、赤子でもある授霊幼蟲だが、ほかのΦ種族の「尖兵」の場合、分類的には同じ授霊幼蟲でも見た目や性質はまるで異なる。