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ありんとホラー。

ホラー劇場第二話アップ。
基本的な構成は第一話とまったく同じで、まあ姉妹編とでも思っていただければ。

アップしたついでに、独り言など。
私はつい最近までホラーは苦手でした。ホラーと名の付くものは映画であれマンガであれ徹底的に避けるようにしていました、
理由は、トラウマ。子供のころに見た某ホラー映画があまりにもおそろしくて、しばらく一人でトイレにも風呂にも行けないくらいガチで怖った。

で、時は流れて、当時はあんまり普及してなかったインターネットというのが世に出てきて、簡単に調べものができる時代になりました。
ふと、昔にみたあの怖い映画のことが思い出されて、タイトルを検索してみました。すると最上位に出てきた検索結果が、アマゾンで、もちろんDVD販売のページ。そこに書いてある簡単なあらすじを読んで、「あれ、主人公って医者だったかな?」などと思いつつも、あのトラウマになった映画がいやでも脳裏に浮かびます。
私は勇気を出して、ポチりました。

数日後にDVDが配送されてきて、私はおそるおそるパソコンにDVDを入れて再生します。
約二時間後……。ぜんぜん怖くねえ……。
なんでだよ、おれはなんでこんなものを怖がってたんだよ。
まあ、時間が経過して私の精神にもいろいろ成長なり退化なりがあったんでしょう。

トラウマを克服した私は、まるで飢えていたかのようにホラーを摂取し始めます。映画、小説がメインでしたが。端から見たら、完全にあぶない人だったでしょうね。某書店の店員さんには、おそらく毎回、角川ホラー文庫をまとめ買いする危険人物と認識されたでしょう。

しかしここでも問題が生じます。

「ホラーと銘打ちながらも、怖いものがあんまり無い」

有名になった某髪の長い女の人が出てくる映画は、期待に胸をふくらませて見たのですが、恐怖を感じるどころか、地面をはいずる滑稽な姿に爆笑してしまいました。ベストセラーの某ホラー小説では、読みながら寝落ちした回数は数え切れず、しまいにはなかなか寝付けないときにその小説を手に取るような有りさまでした。
そうです。ここに至って私は自分の恐怖を感じるセンサーが極めて鈍いことに気付きました。子供のころの私はともかく、今の私は。
いやいや、これは非常に残念なことですよ。だって、恐怖を求めて本なりDVDなりを買うのに、その欲求が満たされないもん。

こうなっては、もう自分で書くより仕方ない。
その一環として始まったのが「台上ありんのホラー劇場」なんですが、実際に自分で書いてみるとむずかしいものです。怖いものを書くのってこんなにむずいんですね。
しかし、その一方で、恐怖を感じるセンサーが鈍い私は、自分が書いたものがどれくらい怖いのか客観的に計測するのがそもそも難しいんじゃないかという懸念もあります。まあそれは、最終的には読んでくだすった方のご判断をあおぐしかござんせんわね。
とりあえずここには、少なくとも、自分で読んでみて「ちょいコワ以上」と思ったものアップするようにしてます。

いつかは長編ホラーにもチャレンジしてみたいと思ってますが、今はまだ力量不足。

と、まだまだ未熟な私ですが、よろしかったらこれからもお付き合いくださいませ。
いつか、読んだ人がのたうち回るくらい怖いものを書きたい。

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