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自分が140字小説のオチをギミックから考える方法

 140字小説『僕にしか届かない』を投稿しました。
 https://kakuyomu.jp/works/16818023213838976665/episodes/16818093078139207177

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『時輪めぐる』様
『磧沙木 希信』様
『超時空伝説研究所』様

 前回の近況ノートにいいねを下さりありがとうございました。










 この先は備忘録になります。
 今回の話は、感覚的なものを無理やり言語化したせいで、普段以上にわかりにくい備忘録になっています、ご了承ください。





 今回はギミックからオチを考える方法

 前回の方法で、なにかギミックを思いついたら、次はオチを考えていく


 例えばギミックとして「自称世界一賢い机」を思いついたとして
 140字という制限の中でどんなオチにするか考える
 オチに使える文字数はせいぜい20文字程度とタイトルのみ


 まずはギミックの「机」についての疑問を掘り下げていく

「机」の賢さをどう表現するか
「机」はどのように役に立つのか
「机」のことを知っているのは誰なのか
「机」は言葉を話せるのか
 など「机」についての疑問を出せるだけ出す

 ある程度「机」について疑問を書き出したら

 次は「机」ついて疑ってみる

 本当に「机」は賢いのか?
 本当に「机」は役にたつのか?
 本当に「机」は自分の能力を試したことがあるのか
 など「机」のすべてを否定するように疑い尽くす

 そして「机」のすべてを無条件で肯定してみる

「机」は賢く何でも知っている
「机」は皆に愛され大切に思われている
「机」は皆に頼られ助言を求められる
 など「机」のすべてを肯定して持ち上げる


 こうして書き出した「机」に対する「肯定」と「否定」と「疑問」を組み合わせてオチを作っていく

 
「机」の方向性を決めるため「肯定」と「否定」の要素を一つずつ組み合わせる
 
 何故一つずつなのかというと、ギミックに要素を付けすぎると、要素の描写に文字数を使うことになり140字に収まらなくなるから
 
 何故「肯定」と「否定」両方の要素を使うのかというと

「肯定」要素がないとギミックの前提が崩れるから(ホントは頭が悪く、役に立たないでは、大前提の「自称世界一頭の良い机」が根本から否定されてしまい、全く違う話になってしまう)

「否定」の要素がないと「疑問」につなげて、オチに持っていけないから(すべての人に愛され、すべての人方頼られてしまっては、「それはすごいね」、で疑問を持たず、話が終わってしまう) 

 
 今回は「何でも知っていて答えがわかる」と「結局ただの机」を組み合わせることにする
 最後に「疑問」の要素をいれる

「疑問」は「否定」の要素である「ただの机」に関わっているものにする
 今回は「机の言葉って誰かわかるの?」にする



 「何でも知っていて答えのわかる」「自称世界一賢い」「ただの机」の「言葉って誰かわかるの?」の答えがオチになる

 答えは二択、好きな方を選んだらオチの完成

 
 最後にまとめると、「ギミック」の「肯定要素」と「否定要素」と「疑問要素」を一つずつ足して、出てきた答えがオチということになる。


 最初にも書いたが、オチを考えるのは感覚的な部分が多く、できるだけ言語化したつもりではあるがまだまだ不十分に思う。
 なぜならオチをいきなり思いつくこともあり、自分にはそれを言語化できない
 
 今回はロジック的にオチを考えるときの方法を書き留めた
 今後もなにか気づきがあれば書き留めていこうと思う



ここまで備忘録
 

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