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『人生逆転』コミックニュータイプさんの人気ランキング1位を取った記念SS「本音」

―たい焼きを食べた後・一条愛視点―

 家に帰って、部屋着に着替えて、ベッドに倒れこんだ。
 今日も幸せだったとため息をついた。

「あーん、しておけばよかったな」
 さっき、恥ずかしくてできなかったことを後悔して、足をバタバタと動かした。
 今まで恋愛に興味がなかった自分だから、どうしても距離感がよくわからなくなってしまう。

 そもそも、センパイと仲良くなってから、まだ1週間くらいしか経っていないのに……どうして、こんなことに……

「運命ってことかな」
 少女趣味のようなことを自分がつぶやくとはお思わなかった。
 一瞬だけ驚いて、それでも感じる幸福感に自分の本心を教えられているように思った。

「そんなに好きなんだ、私……」
 そう独り言をつぶやいて、枕に頭を預けた。

「次は、相合傘かな……なんてね」
 ひとりのときだけは、正直になれる自分に少しだけおかしくなって、彼のことを思っていく。

12件のコメント

  • 毎回ベッドで足バタバタするのが可愛すぎて
  • 少しずつステップアップ!
  • 愛ちゃんだけでもたい焼きをはるかに超えた甘さが出せるなんて・・・甘味製造機としても優秀なんですね
    でも「恋する乙女」状態の愛ちゃんがなにげに好きなのでもっとやって下さい 笑
  • 少女趣味って自分少女やないかいw年不相応に権謀術数をめぐらせるんじゃなくて本来こういう考えになるのが当たり前のはずなんだよなあ..
  • 愛さんの頭の羽っ毛が嬉しくてピコピコ動いてそう😊今まではずっと辛い事だったから笑顔で英治クンに甘えて幸せになってもいいんですよ
  • @gurico83さん、愛は意外とギャップがありますよねw
  • @heazelさん、そして今は・・・w
  • @101timopaさん、また書きますね!
  • @ikishimmさん、本質はこっちだと思うんですよねw
  • @nobuyuoさん、かわいいw
  • 本編の展開だと甘々展開は書きにくいと思いますので、こっちで供給いただけるのは非常に助かります。
    愛さんかわいい。
  • この頃の映像を撮って今の愛さんに見せてやりたい衝動に駆られるw
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