此の作品は此処に書く心算は元々無かった。
SNS上に呟いた物の一節を此方に書き起こした物。
毎日呟く、前置きを多少形を変えながら最後に＜御安全に＞
此の呟きの最期に此の一節が付け加える為の物。
始めたのが遅かった何故ならスマホを持って居なかったからなのだが、
災害の多き此の日本、遠き昔は起きている其の現場へ向かって居た、
仕事を替った今も其の地へ向かう、目的は全く違うのだが、其処には何も変わらぬ物が有る。
残して行く物の無念、
残された者の無念、
大きな災害で在れ、大きな事故で在れ、そして悲しき事件で在れ…。
何も変わらぬ物、大事な者を喪って仕舞った悲しみは、残された者にとって失われた命は何も変わらない…。
毎日呟く、今日も一日無事故、無災害で行きましょう、御安全に。
そう昔も今も何も変わらない、其処に佇む残された方々の顔は。