こんばんは、恋犬です。
先日公開した『荒野に獣、空に星』について、本編では書けなかったことをいくつかぐだぐだと書いていこうかと思います。
この作品、実は去年の九月くらいにはすでに頭の中にありました。
……あったんですが、なんかうまく文字に起こせなくて、五百文字くらい書いた時点で放置してしまったのですよね。
実はこういう作品がけっこうあります。に、二桁くらい。いずれ全部完成させてお出ししていきたい……。
荒野を走る獣と、空に浮かぶ星。
そのぼんやりとしたイメージを膨らませながら、ネットで昔見たある話題を盛り込んでみました。
その話題というのが、戦争で使用された大量の武器や兵器が、戦後回収されず戦地に放置されているというもの。
だいぶ昔に見たものなうえ、書いてる途中で調べても該当するニュースや記事も出てこないので正直信憑性がアレなのですが。
まぁともかく。
もし、もしそういう兵器に意志があったのなら、捨てられたと知った時彼らはどうするだろうか。どんな想いを抱くだろうか。
そういうことを想像しながら、地球から離れた星で戦う人と機械仕掛けの獣の物語を書いてみました。
書き上げた辺りで、これもAI恋愛に出そうかとも考えたのですが、あまり恋愛要素ないし無理くりすぎるかなと思い断念。
愛しき戦友、とか書いてる辺りがその名残です。
さて登場するキャラについて。
獣の外見については、狼型のイメージでした。
というか、自分の頭の中ではゾイドのコマンドウルフで映像が再生されてました。
……知ってますかね読者の方。ゾイドっていうおもちゃとそれを元にしたアニメのこと。
知っている方には通じるかと思うのですが、この短編自体のイメージが、初代ゾイド(アニメ)のエンディングだったのです。
エンディング中、荒野をひたすら走り続ける主役機シールドライガー、あれです。
エンディングテーマの『Song for ・・・』は名曲ですので是非とも聴いていただきたい。
声のイメージは、具体的な声優などはいないのですが、老婆のようなしわがれた、でも毅然とした意志を持った声のイメージでした。
そして、戦友についてはですね。
実は外見どころか性別さえ決めずにいます。
どういう人物だったのかは読者の想像にお任せするということで。
イメージが自分の中にはないので、声も浮かんでこないです。
読者には戦友はどんなイメージで映ったでしょうか。
話の終わりはかなりビターなもので、最初はあの後に続きがありました。
戦友は無事に故郷へと帰り、そして十数年後戦友の意志を継いだ息子や孫が獣を迎えに来る、というもの。
最後まで悩んだのですが、そこはカットしました。
ビターではありますが、この結末の方が好きだなと思い、好きを優先させました。
まぁ、その、これもハッピーといえばハッピーなエンドなのでは!?
あ、あと突っ込まれそうな点としては、獣たちの戦場となっている星はどこなのか。
地球が見える距離にあるってどこだよ、月か?
実は作者にも分からない、へへへ。
こ、こう、雰囲気だけで書いちゃってるので、そこらへんガバガバなのです。
自分の書くSFはそこのところがゆるいというか、えすえふ!って感じなのです。
ご、ご理解いただいたうえでお楽しみください……。
ええと、ぐだぐだと長くなってしまいました。
そんな感じで、短編のあとがきでありました。
次にここを更新する時は、『戦場の花』、『Reincarnation―ゴォト博士とファムの十年間―』、『天使回収作戦』の三作を公開してからになるかと思います。
それでは、また。