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2022年7月まとめ 、日傘、ピクルスブーム、早番にまわしとけ

7月は暑かった。何しろ気候がバグっていた。中元で貰ったビールが捗ったが、飲み干した後は相変わらず炭酸水に飲むデザートビネガーで過ごした。あ、推しがジムビーム・ハイボールの宣伝をしてたから一本買って飲んだ。選挙。月末に掛けて、コロナの感染が身近に迫ってきた。安倍元首相が奈良で演説中に暗殺された。加藤の死刑が執行された。

7月は激暑から始まった。鬼暑く、あまりにも無遠慮な直射日光に我慢が出来なくなり、東急ハンズで男性用の日傘を買った。半額で大変おトクであったのを偶然発見して、「これは……ごくり」と思わず手に取ってしまったのだ。ちなみに僕は「ごくり」の部分もきちんと声で発音する系のおじさんである。よろしくお頼み申す(^_^) 日傘は鬼涼しく最高だった。自宅から駅へいく間だけさしている。建物の影を求めて歩くのはもうおしまい、ジ・エンド・オブ・エバンゲリオンだ。いつでも傘の影が僕を守ってくれる。ありがとう、傘。最高、傘。これに慣れてしまうと、あの日差しの中を無防備に歩く方がちょっと異常に思えてくる。もっとも、他の方々からは僕に聞こえていないだけで「おっさんが日傘(笑)」「日傘男子、に見せかけた日傘おじ(笑笑)」「インターネット弁慶ww」「自称書かないweb小説系作家w w」等と散々の嘲笑を浴びているのだろうけど、別に全然構わない。全然かまへん。笑いたかば笑え。それでもTrySailの雨宮天は一生美しいし、それと同等に魂はどこまでも重く深い。でもヘタレだから駅から会社までの間はささない。

謎のピクルスブームが俺に到来。ピクルスが異常に食べたくなり、瓶詰めを買ってスライスし、直で食べたり、パンに載せたり挟んだりして食べた。キューネのピクルスが一番酸っぱくて美味しいと思うけど、まだ四種類くらいしか食べていないので何とも言えない。ビールにとても合うと思う。前回はソーセージブームが来てたんだけど、今回はピクルスだ。試しにソーセージも一緒に焼いたりして挟んでみたが、完全に「いらない子」だった。え、俺、こんなに冷淡だったっけ?、と思うくらいにソーセージに対して未練がなかった。カリカリに焼いたパンにギッシリと生ピクルスと薄い生ハムを挟んで齧り付くのが一番良い。ケチャップとマスタードを「ちょっと多いかな?」くらいにぶち込むとビックマックの味がする。

朝食を食べる習慣がついた。食パンがすぐカビてしまうから。バタートーストに砂糖、コーヒー。

マイナポイントを申請して、無事15000ポイントをゲットした。個人情報を政府に売り渡す見返りとしては足りないが、何もないよりはマシなので、1日で豪遊して使い切った。具体的には、池袋へ行ってシェーキーズを食べ(トラハモファンディスクを受け取り)、TrySail所属の麻倉ももが表紙を飾る雑誌を二冊、カラオケでツイキャスをし、びっくりドンキーで茶をしばいてからとあるワークショップへ参加、そして俺たちの鳥貴族で〆である。終わったら残高300円くらいでびびった。「久々1日遊んだなー!」という満足感があった。15000ポイントがくれたほんの少しの潤い。ツイキャスは友人の高野ザンクとやっている読書感想ツイキャスで、対象は「さよなら、転生物語」だった。後ほどリンクをお貼りしたい。印象に残ったのは、雨の池袋とびっくりドンキー。「文学性の女」という17万文字の長編で、行ったことがないのに想像で「池袋のびっくりドンキー」のトイレで女の子が酔っ払って寝てしまう、というシーンを書いた事があって、頭の中のお店と実際の店舗がどう違うのか見てみたかったのだ。頭の中の店舗のイメージと同じだったり違ったりして、とても楽しかった。店員さんの制服は全然違っていたけれど。帰りの電車で数年ぶりの友人からラインが来たりして、何となく不思議な1日だった。雨の都内も考えてみれば久々だった。

キタハラさんの「早番にまわしとけ」が発売となり、早速ポチって読んだ。キタハラさんと言えば、カクヨムきっての問題作「熊本くんの本棚」でキャラクター文芸部門にて大賞を受賞し、デビューした方だ。僕はwebで読んで「カクヨムすげー!」と思わされ、今でもここカクヨムで細々と書く事を続けている訳ですけれども、キタハラさんは無事四作目の刊行という事で着々とキャリアを積み重ねていらっしゃり、さすがだなと思った。特に今回の「早番にまわしとけ」は、元々文章の巧さに定評のあるキタハラさんではあったが、いっそうプロとしての物書きに昇華された印象をもった。エンタメに徹している潔さがそう感じさせているのかなぁと予想する次第である。従来の三作にはどことなくキタハラ節とも言える「ほの薄暗さ」が宿命的に染み付いていたように思えて、そこも好きな所ではあったのだけど、今回はエンタメへの全振りであり、安心して最後まで楽しく読んだ。宿命なんかないんや! 物書きとして生きていく為に、何だって書けるし書いてやるし書いてやったぜ!、という宣言にも見える。その分面白い。大勢に読まれてほしい作品だと思う。僕は熊本くんの次に好きだ。それぞれの良さはもちろんあるが、ランク的に

熊本、早番、京都、遅番

というのが僕のキタハラ作品群の好みの順番だ。熊本から追ってる人は、初読で「どこで占い師が出てくるんや……」とか、「182ページ誰が死ぬんや……」などといらぬ詮索をしてしまうかも知れない。ヨックモックの登場には思わず涙ぐんでしまった。ヨックモックに泣かされた事ある? 僕はある。逆に早番からキタハラに入った人に、熊本くんを読んだ感想を聞いてみたい気もする。次回のツイキャス「ザンクとルーペの読書感想文」の対象図書となっておりますので、お暇で予定が合ったら是非聞いていただければと思います!


7月のツイキャスは二宮敦人著「さよなら、転生物語」
https://youtu.be/XOdGRmHEsXI

池袋のカラオケ招き猫で録音した。いつも直録音だと音声が聞こえにくい気がして、マイクをもって喋るというごっこ風トーク番組感が半端なくて照れ臭かったが、その分ちゃんと聞こえてると思う。オムニバス形式はルビィ以来かも? 面白かった。wifi切れて途中でそのまま終わってる。無料ウィッフィーアクチュアリーファック。

アフタートークはここ半年の振り返り。
https://youtu.be/BZpIvzdyTqM

朝井リョウさんガチ陽キャで二冊目のエッセイ途中で挫折したという暗い話をした。池袋、雨だったから仕方ない。


今月の酷暑を何とか乗り切り、頑張って生きていきましょうね。
僕も何か書こうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


アマプラで観た映画

蜘蛛の巣を払う女
KCIA
レディ・バード○
ライ麦畑の反逆児
ピーターラビット

2件のコメント

  • 7月もお疲れ様です。
    まさに鬼暑いですよねー。
    引きこもりのわたしからも暑さが実感できるという、恐ろしい暑さ!

    わたしも日傘を愛用していますが、男性用の日傘があるなんて初めて知りました。
    想像してみたんですが、わりとスタイリッシュで素敵なんじゃないかな?
    サラリーマンが日傘をさす日常もよろしいかと思いました。
    もっとも地元は車社会なので、夫には不要なんですが。(インドアで車からほぼ降りない)

    ピクルスはTwitterにも書いたけど大好きなので、食べ比べ、やってみたいです。
    オリーブも好きです。
    ルーペさんはオリーブは食べませんか?
    試してみてください。

    コロナがまたしても猛威をふるっておりますが、どうぞお身体に気をつけて鳥貴族楽しんで下さい!
  • 月波結様
    コメントありがとうございます! 鬼暑い過ぎますよね、ホントに。だから酸っぱいのが食べたくなるのかも知れません! 男性用日傘あるんですよ。60㌢かな? かなり大ぶりで、シンプルなやつです。たまに男性でも日傘をチラホラ見かけるので、心の中で「同志よ…」と思っています。オリーブもめちゃ好きです! 今度買ってこよう。チーズとハムで食べたい。
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