6月はあっという間に過ぎてしまった。4月から諸々続いていた家庭内の諸事情が快方に向かい、以前のペースを取り戻そうとしつつあった。まったくもって、人生一寸先は闇である。今回は特に深刻なものではなかったけど、いつどこで、何をキッカケに死神が「うーん、じゃあ次はお前!」と気紛れに鎌をこちらに向けてくるか分からない。平穏な日々の終焉は突然訪れる。日々1日いちにちに感謝しながら生きていきましょう、などと仏のような、ガンジーのような顔をしながらこうして文字をしたためておりますけれども。僕、すごくいい人そうに見えて、結構歩行者の信号無視して横断歩道渡ってるからね。意外とワルなんで、よろしくお願いします。イラつくと舐めてるパインアメとかバッキバキに噛み砕くし。
アジフライの骨が一週間喉に居た。
健康診断をきっかけに、しばらく家飲みをやめてみた。具体的には、発泡酒やレモンサワーの素でハイボールを飲むのをやめた。代わりに飲む酢を買ってきて、たっぷり炭酸水に上からちょこっと足すくらいにしてごくごく飲むという習慣に切り替えた。ダイエットコーラを炭酸水で割ったりもする。別に酒を飲んでも楽しい気持ちになる訳でもないし、飲まなくても普通に楽しいんだから、やめてもいいんじゃね?、と若者風に思ったのだ。おかげで、ピザにダイエットコーラはリアリー最高という事実を思い出した。断酒という訳じゃなくて、外で人と会ったりしたら飲む。週に一度あるかないかの飲酒機会で、体重がひと月で2kgくらい落ちた。とはいえ、七月に入ってここ数日はお中元でもらった缶ビールを沢山飲んだ。「酒を飲むぞ」と思いながら飲むのと、何となく、習慣として「あるから飲む」というのは全然違う。アルコールなしで、結構キツめの炭酸の喉越しでいけてしまうものである。
テトリスエフェクト・コネクテッドもシラフでやると結構いい感じで、レートは7000前後をうろうろとしている。素面で声優アーティスト集団TrySailのラジオCDなどを聴きながら無の境地でテトリスをやってると、なんだか人生なんてどうでも良くなってくる。そういえば、高野ザンクから借りたTrySailのラジオファンディスクを聞くためだけに、ビックカメラでポータブルCDプレーヤーを購入したのだった。結構周りの友達にCDプレーヤー持ってたら譲ってくれ!or貸してくれ!と声をかけたのだけど、誰もそんなもの持っていなかった。「PS3で聞けば?」とか、「CD(笑)」などと無責任な反応ばかり帰ってきて悲しかった。お前ら、あんなにCDのお世話になったのに。恩知らず!(俺もなー) とはいえ、職場の方々に貸して欲しいとは言えない。「何聞くの?」と問われた際に、「ちょっと珍しいCDを手に入れて……」とか「レイトナイトアルマナイの限定CDを手に入れちゃって……」とかクッソろくでもない嘘をつくのが躊躇われた。「もちょそらナンスが所属する声優アーティスト集団TrySailちゃんのラジオファンディスクが聴きたいからです!」とアホの子みたいに大きな声で言える相手にだけ、CDプレーヤーを貸して欲しいと聞くことができた。結果、なかったのだから買うしかない。2500円プラス税、ポイントは2%である。クレカ払いだから。そうしてようやく手に入れた安っぽいCDプレーヤーのイヤホンを耳に突っ込みながらテトリスをやって、令和四年という時代に思いを馳せた。レジュームがないから、中断する時はトラック何番の何分何秒とか覚えてなきゃいけないし、単三電池はあっという間に切れてしまう。そしてCDの読み込みは鬼遅い。でも仕方がない。そういうものなんだ。
3巻借りて全部聴き終わって、今CDたちは買ったポータブルCDプレーヤーと一緒に黒いメッシュの袋に入っている。そうするとなんだか特殊な吸引機とセットになった薬物のようにも見えてくる。確かに、危険な薬物ではある。
メガドライブミニ2が発表されて、アマゾンで予約したら転売ヤーの転売価格で、すぐにキャンセルした。ちゃんと調べないと情弱はカモである。歳を取って準カモになりつつある僕も辛うじて体裁を保てた。すっかりAmazonが嫌になってしまった。でも、毎月本買ってるんだよな〜、やだな〜。本体は無事ヨドバシで予約できました。
旧CCレモンホールで、TrySail所属メンバーの声優、夏川椎菜のソロライブが行われたので行ってきた。渋谷である。こう見えて渋谷はもう庭みたいなものなので、高野ザンクと待ち合わせの上、シェーキーズで腹ごしらえをしてから向かった。ライブ前の高揚感と、シェーキーズのピザの相性は抜群である。あのしょっぱい謎パスタ、いや、バジルパスタも2億年ぶりに食べて「これこれー!」って思ったし、でかいポテトも口いっぱいに頬張って「秒で満腹ー!」と懐かしく思えたので最高でした。次の日までずっとお腹いっぱいになるくらい食べて、ライブへ向かいました。ジャンプとかしたら溢れたかもしれん。危なかったです。
夏川椎菜AKAナンスの歌はとにかく良くて、最高のライブだった。生の歌声と演奏は迫力が違う。三階席で、ステージの演出もよく見れた。QRコードが表示されて、これどうやって読むんや(ライブ会場じゃ携帯だせないから)、と関西弁で思っていたのだけど、ヒヨコ群界隈で解析され、解明されたとのこと。さすがだなと思いました。僕が好きな曲は奔放ストラテジー、アンチテーゼ、すーぱーだーりー、クラクトリトルプライドでございます。映像化を楽しみに待ちたい。帰りは鳥貴族に行こうとしたんだけど、三軒とも満席で、止むを得ず向かいにある焼き鳥センターで飲んだ。鬼お腹いっぱいだったので、あんまり食べなかったけど、周囲にはヒヨコ群が沢山いて、楽しそうに共喰いをしていた。そういう雰囲気をナンスちゃんに見せてあげたいなー、と思いました。注文がQRコードを読み込んでするやつで、便利だなぁと思いました。
長編書き終わらなかったから行き始めた罰ゲームとしての歯医者も佳境に差し掛かり、差し掛かり?、いよいよラスボスの左下の治療となった。左下というのは僕からしたら左下という訳であって、先生その他一般ピーポーから見たら右下という事になる。その先生は早業で、一箇所銀歯はめた!と思ったら瞬く間に他三箇所も銀歯はめを終わらせてしまう凄腕のひとで、麻酔の腕も良いし信頼していたのだけど、さすがのラスボスには苦戦した。麻酔して、歯の削った奥の奥をゴリゴリゴリゴリ、歯の内側から、歯茎にその鋭い先端のヤツが、出てしまうがなー! でて、しまうがなー!!と思いながら涙を滲ませて耐えた。30分うがいなしの苦行である。「先生……そんな激しくしたら、ルーペ壊れちゃう!」って思いながら耐えた。「そんな激しく……歪で卑猥な回転してるやつを押し付けられたら……もう、もうっ!」などと、今回いち長編を終わらせられなかった事を後悔した。本当の罰を食らった気がして、終わった後はレイプ目のまましばらく動けなかった。先生は去り、女性の看護師さんが口の周りを脱脂綿で優しく拭ってくれた。一瞬恋に落ちるかと思った。今はもう抜糸して何事もなく穴が空いているだけである。 ──あいてんじゃねーか、いちおう塞げやコラー!(先生がいないところで粋がるひと)ともあれ、歯の治療はもうすぐ終わりそうな気配である。
小説の方は一向に進んでいない。
大丈夫、今年中には終わらせる。
今回の「ザンクとルーペの読書感想文」第22回は又吉直樹著『人間』でした。又吉さんの原作の映画やドラマはみたけれど、本を読むのは初めてで楽しみだった。読んでいて驚きの連続で、文章を読む心地よさというより、本を読んでいる気分の良さがあった。今、俺は本を読んでいるんだぜ、という手応えのようなものがあった。色んな本を毎月読んでいると、つい文章やストーリーの面白さに甘えてしまう時があるのだけど、そういう甘えを許さない「しっかり自分で考えたり想像したりしなさい」というしんどさを与えられているのが心地よいのかも知れない。特に第4章は「うーん」と頭を抱えてしまうところがあって、これがネタがないから捻り出した身を削って出されたもののような気もするし、最初から「第4章は沖縄!」と決めて書かれていたものであるような気もする。8対2でいきあたりばったりに賭けたい所ではある。この最終章のおかげで、「人間」はもう一度しっかり再読しないとな、と思わせる力を持っているように思える。面白かった!
https://youtu.be/Xuo4MQ-FVesって今再生数見たら10でしたけども。
え?(びびる〜)
映画アンチャーテッドの感想は安定の4のまま。うむ。
アフタートークはナンスちゃんのメイクオーバーについて
https://youtu.be/FghB4pp1fkoここまで読んでいただき、ありがとうございました!
何とか猛暑を乗り越えて行きましょうね。
お身体に気を付けてお過ごしください!
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あなたを見送る七日間
マーヴェリック☆
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