本当は2019年のうちにまとめておきたかったのに、長編【文学性の女】に掛かりっきりでこんなに遅くなってしまった。今は2020年の2月8日だ。昨日までカクヨムコン5の読者選考があって、それまでノートやらツイッターやらで宣伝をしていたらこんな時期にまでずれ込んでしまった。もう、まとめなくていいんじゃないかな? そういう、振り返らないで良い年があってもいいんじゃないかな、と思わないでもないけれど、やっぱり書いておきたい。カクヨムが好きだから! いつか読み返す日が来るかも知れないから!(経験上ほとんどない)
2019年は、TrySailの年と言って過言ではなかった。
六月に宮城は仙台までトラセちゃんを追って行った。めっぽう楽しい旅行で、何しろ最高でしかなかったことはここの近況ノートに書いた通りだ。何と言っても僕は、超絶美麗努力家天才声優雨宮天ちゃんが大好きで、そっからトラセちゃんを好きになってしまったのだ。イチオシは雨宮天ちゃんだけど、次にもちょで、その次にナンスである。順位を付けてしまうのは良くないと思うけど、天ちゃんが一番好きだから仕方がない。こんなにどっぷりハマれるアイドルが出てくるなんて信じられない幸せだと思う。本当によかった。
そもそも、2019年はカクヨムコン4の【いたずら電話】の投稿から始まったので、カクヨムコンに始まり終わった年でもあったのかも知れない。カクヨムで知り合った人達とも大勢お会いする事ができたし、11月には文学フリーマーケットに参加するなど、まさに物書きを始めてからインターネットを通じて「ものを書くひとたち」と積極的に関わった一年だった。特にキタハラさんの【情事のない日曜日】の演劇から端を発した繋がりというのはすごく大きくて、感謝しかない。応援していた小説が書籍化したというのも、2019年の大きな出来事だった。
そのほか、Apple Musicに入ったりして、音楽の価値観が大きく変わったのも書いておきたい。月額980円で何でも聞き放題って、すごい時代だ。音楽をやっている人も、小説を書いている人も、お金を稼ぐのが大変な時代になったんだろうなぁと思う。
3月には【おめでとうありがとうさようなら】というKAC9(懐かしいなぁ)のテーマをもとに短編を書いた。ツイキャスが流行り始めた頃で、僕は何かを書いていてかろうじて最後にKAC9に投稿できた覚えがある。何を書いていたのか思い出せない。わからない。今もたまに読んでもらえて、高校生とつながる事ができた貴重な作品になった。高校生も頑張って書いてる。おじさんも頑張らないといけない。
5月に元号が変わって、【文学性の女】をノリで書き始めたのだけど、これが2020年の1月31日に完結するまで、2019年はほとんどこの事ばかりを考えていたような気がする。「読者は王様」いつでも作者の首をハネる事ができると紙に書いて、どうすれば面白く読んでくれるかなぁと思いながら書いた。その結果いろんな道筋を経て、最初に想像していた終わりとは全然違う形になってしまったけれど、すごく充実した一年になった。今現在、カクヨムコン5のキャラ文では10位に位置してフィニッシュしたみたいだ。本当に、読んでいただいた方や、評価の星、ハートを入れていただいた方々に感謝しかない。一人づつ、ヨックモックを配りたい。ありがとうございました、本当に。
下田の旅行記も書いたのね。朝から酒が飲める旅館で最高だった。たくさんイワトオさんの「迷宮クソたわけ」の写真を撮って、それを褒めてもらって嬉しかった。iPhone10sの写真機能は最高だ。
京アニの事件があって、ずいぶん落ち込んだ。麻原も死刑になった。
TrySail詩集を書いて、コメントを閉じたり開けたりを繰り返した。こわい人達が色んなことを言いそうだったので、そういう風にしたのだけど、全然そんな事はなかった。トラセちゃんファンはみんなやさしいのだ。ドラクエのCG映画を観て死んだ。絶対にゆるさない。カクヨム甲子園が8月にあって、たくさん高校生の短編を読んだ。そういえば、高校生の作品にレビューをした結果、何かのイベントに当たって鳥ストラップをくれると言いながら、まだ連絡が来ない。いい年こいたおじさんが「鳥ストラップをよこせ」と運営に連絡するのも恥ずかしくて、結局そのままでいる。いるって言えばいるけど、いらないといえば要らない。
それと、8月は光文社のweb応募に「鍵」をテーマにした小説で突撃して、死んだ。結構面白いと思ったのだけど、ちょっと下系のお話なのがよろしくなかったのかも知れない。オノデンボウヤが僕の中で一時ブームになって、11月の文フリにTシャツを着て行ったんだけど、すごい滑った。びびった。首の骨が折れるかと思った。タピオカブームで、ツイッターでタピオカを飲んだ報告をしないと人権が剥奪された。怖かった。
9月はグッドレビュワーを頂戴した。レビューした作品は犬怪さんの「かこいち、きゅうてい、あいしあう」という作品で、時々今でも読み返すくらいの素敵な作品だった。それからしばらく、グッドレビュワーという肩書きを最大限に活用してファミレスのパフェとか、ラーメンを「グッドレビュワーがスイーツをレビュー!」などと好き放題呟かせていただいたのだけど、何だか本当に痛い人みたいに思われても嫌なのでフェードアウトしていった。すごく楽しかった。小説も面白いし、僕も気持ち良いで最高だった。
10月はオーケンアンソロジーの短編とエッセイ合計3万8千文字を書いた。元祖オーケン伝説に書いた短編はものすごく思い入れが深くて、ぜひ紙で読んでいただきたい一品です。どうか多くの方にとっていただければ幸い。ネットでは公開しない。誤字やミスも一緒に味わってほしい。曖昧書房の主宰の斉賀さん、本当にイケメンなので税金多目に支払ってほしい。というのは冗談で、本当に本当に、感謝しています。
カクヨムが収益化して、プログラムに登録した。色々あるけど、まあいいじゃないですか、というスタンスでいきたい。考えるより感じる方向でこういうのは行った方がいいと思う。
11月からカクヨムコン5がスタートしたんだなぁ。「空気の中に変なものを」でエントリーしたけど、結果、今現在は600位くらいじゃなかろうか。すごく気合い入れて書いた小説なのに残念だ。ワンチャンあってほしいけど、きっと文学性の女の陰に隠れてしまったのだろうと思う。せめてどちらかが中間通ってほしい。両方落ちたらしばらく立ち直れない。どうか、頼む! 11月の頃の僕は糞みたいな計画表を作って、「これでカクヨムコン5はもらった」などとほくそ笑んでいた。控えめに言って死んでほしい。文フリ体験記をしたためて、確かこの頃は手書きで原稿を紙に書き写してツイッターにあげていた。その結果、毎日机に向かう習慣がついて、無事文学性の女を書き終える事ができたのだった。偉いね。ちなみに毎日机は今現在も習慣が継続中である。英語とか勉強しようかなぁ、と考えている。高校生の短編集で応援していた方が通らず、残念だった。鳥貴族をご馳走してあげたいくらいだったけど、僕みたいなおじさんが連れて歩くと1000%ミラクル逮捕案件なのでグッと堪えた。偉い。
12月から1月末まで、毎日机に向かって書いた。仕事とか日常の間に滑り込むように書いた。だんだんとペースが掴めてきて、1万5千文字を常にストック(3話か4話分)しておいて、一話ずつ、一週間程寝かせて推敲してから週二回に分けて出して行った。一ヶ月寝かせたいけど、仕方がない。暖冬で助かった。朝4時に目が覚めて、もそもそと机に向かうのがそれ程苦でもなかったのは間違いなく暖冬のお陰だったと思う。
2019年の振り返りは以上。
2020年も病気せず、楽しく良い年にしたい。