どうもこんにちは、毎度恒例の自作ロスで情緒不安定になっている陽澄すずめです。寂しい……寂しいよ……
さて、タイトルの通り、昨年の9月中旬から連載してまいりました『レアメタリック・マミィ!』、先ほどの更新を以って完結いたしました。
33歳の子持ちの女が主人公の話なんて需要もないだろう、だったら好きなように書いてしまえ、とやりたいことを全部盛り込んだ本作。
まさかこんなにたくさんの方に読んでいただけるとは思ってもいませんでした。読者の皆さまには、感謝してもしきれません。
さて、これは戦うシングルマザーのお話です。
しかし同時に、あらすじにも書いた通り「女性のためのヒーロー像」を私なりに表現したつもりです。
作中で、例の「ホログラビア」の記事の件をいろんなことの伏線に使っているんですが、あれはシュカにとっての黒歴史なんですよね。
「女であること」で割りを食っていた、象徴的な出来事です。
女性の皆さん、少なからずあるでしょう? 私もあります。
最終話、シュカは同じ雑誌のインタビューに答えています。
この時には、「女であること」も敢えて武器の一つにできるようになっています。
ここまでの境地に至った、カンザキ・シュカという人の辿ってきた生き様を描きたかったんです。
多様性の時代です。
それでもまだ凝り固まった価値観は世に浸透しています。
弱くてもいい。情けなくてもいい。這いずっていてもいい。
自分が自分でいられる確固とした何かがあれば、きっと前へ進んでいけるはずです。
少し長くなってしまいました。
重ねてになりますが、本作をお読みくださった皆さま、応援ありがとうございました!
陽澄すずめ先生の次回作にご期待ください!(※まだ何も考えてない)