道半駒子

こんばんは。遠藤孝祐です。

いえいえ、こちらこそ、普段は読まないジャンルに挑戦させていただけて、とても良かったです。

男性でも女性でも、物語を作るのはキャラクターなので、男性同士の恋愛だとしても、興味深いものがありました。結果的に、楽しく拝読させていただけました。

応援コメントの返信にいただいた、男女の恋愛物語の描き方の違いについて、一個人の感想で良ければ、書かせていただきます。

男性の恋愛小説って、美人、美少女なのに何故か恋愛に疎くて、自分と初めて恋愛するみたいな、言ってしまえば処女性を重視しているキャラが多いです。

女性の方の物語で新鮮に感じるのは、けっこうな割合で彼氏や彼女のいるキャラって、一回別れるんですよ。色々な理想の中から、本当の恋愛や気持ちを見つけ出すという描き方をされる方が多いからだと思います。

男性はわかりやすい理想を最初から掲げていますが（お色気シーンとか多いですし）、女性は紆余曲折による別れや困難から本当の愛、理想へと進んでいくように感じます。

後、意外に思ったのですが物語に下ネタやお色気シーンってらけっこうなラブコメを書く男性は表現するものですが、直接的な行為は実は全然書かないです。

女性の方が、行為の描写（程度の差はあれど）は案外あったりします。

これはきっと性行為に対する捉え方の違いだと勝手に思っています。

男性にとっての性行為は性欲の解消です。女性に比べリスクが少なくて欲望を満たす行為であるという認識なので、簡単にエッチをしてしまうことって、誠実な人であればあるほど罪悪感を感じます。案外行為に対しての嫌悪感があるのです。ギリギリのエッチなラブコメはギリギリだから好きなのかもしれませんね。

女性にとっての性行為はリスクが高く、だからこそ本当に好きな人としかやらないという、男性とは意識の差があると思います。なのできっと、愛を語る上での重要な行為として、描かれる方が多いのかなと、感じています。

あくまで一個人の見解です。戯言のようなものですね。

またお邪魔させて頂くこともあるかもしれません。

よろしくお願い致します。

遠藤孝祐さま

こんばんは！ようこそお越しくださいました。
そして男女の恋愛物語の描き方の違い、丁寧に教えてくださってありがとうございます！
いやあ、目からウロコでした。
遠藤さまのおっしゃる内容は漫画だとより顕著に感じられる気がします。
男性向けと女性向け、内容がまったく異なりますよね。
私は決して少女漫画ばかり読んでこの歳になったわけではないんですが、自然と「色々な理想の中から、本当の恋愛や気持ちを見つけ出す」という方向でストーリーを考えることが多かったと、振り返って感じました。（同性間・異性間関係なく）
そういうものを読んできたから（親しんできたから）、書きたいと思ったわけではなくて、ただストーリーを組み立てるにあたってこうした方がいいだろう、という自然な思考です。（私としてはそのつもりです）
これはもう脳科学の範疇のような気がしてきますね。興味深いです。

そして性行為について嫌悪感を覚える男性もいる、というのもさすがに考えが及びませんでした。
うーん、この辺りはさすがに想像力の限界ですか…。
男性にとってリスクは少ないからこそ罪悪感を覚えると…女性よりも男性の方が「性」が身近だから、ということもあるでしょうか。
性別よって、誠実な恋愛を描く中での性行為の取り扱いがこうも違うとは。正に目からウロコです。
個人的には「愛を語る行為」というほど立派なものとは捉えられませんが（笑）

いやいや、戯言なんて。とても勉強になりました。
こういった分析は考えてみるほどに興味深いものですね。
面白いお話をありがとうございました。
また気が向いたときにはいつでもお越しください。