突然ですが、雑談。長いです。
小説を書く上で思うことをこっそり書かせてもらいます。これを読む方がいらっしゃるかわかりませんが、せっかくの小説投稿サイトなので。
無駄なエピソードってどういうものだろう。以前から考えてますが難しいです。
今私が連載している小説「STAR」ですが、内容としてはようやく半分にたどり着くかどうか、といったところです。
一つ前に連載していた「グッドアフタヌーン」は13話完結11万字弱。
「STAR」はそれよりやや多めの文字数で予定しています(1話の文字数を少なくして、話数を増やしています)。
実は恥ずかしながら「グッドアフタヌーン」は数年前とある賞に応募したことがあります。結果はもちろんしょうもないものだったんですが、その際の選評にて「過去の立川への恋心のエピソードはいらなかった。それで後半もたついた」と書かれていて……それが、私にはあまりぴんと来なくて。ちょっと混乱してしまいました。
自分なりに色々ストーリーの骨格と肉について考えて、必要かなと思って入れた話だったし、この話がなければキャラクターの心の動きの描写をすっ飛ばしてしまうんじゃないかと思っていたのに。
……いらなかったのか。
それから「話がもたつく状態」とか「ストーリーを組み立てるに当たって無駄なエピソード」とかいうのがさっぱりわからなくなってきて、未だによくわかりません。
過去の立川への恋心のエピソードは、ラストまで書き終わった後に読み返してみて必要じゃないか、との懸念に駆られて追加した話だったので、それがいけなかったんだろうか。後から追加したから浮いて見えたっていう。うーんでもなあ。なかったらずるい気がするんだよなあ。
「グッドアフタヌーン」を読んでくださった方が話のもたつきを感じていて、そして今連載している「STAR」でも同じもたつきを感じているのだとしたら、作者である私は完全に感覚が違っているということになりますよね。それが今すごく怖いです。
いや、そもそもが自己満足のために小説書いて公開しているわけだし、PVも上がらないいわゆる最下層の作品ばかりなので気にするのも馬鹿馬鹿しい話なんですが、できればつまらなくない話を書きたいとも思うわけで……難しいです。
「あーなって、こーなって」と話が順番に流れていくことを意識して1から10まで話におこしていってもキリがないとは思うんですが、じゃあ削り取るべきものって何だ、と言われると途端にわからなくなります。一方で「たまには面白い話とか脱線した話も入れないとつまらない。話が味気ない。キャラクターがふくらまない」という意見もあるわけで。世の物語書きの方はどう取捨選択をしているんだろう。
それだけではなく他の方の作品(カクヨムや小説に限らず)でも、私自身は普通に楽しめた作品がレビューや感想で「だらだら長い」と評されていたり、逆に面白いと評されている作品が私には薄っぺらく感じられてしまったりすると、やっぱり自分がその辺りの感覚がおかしいのかと考え込んでしまいます。人それぞれ好みがありますし、最近の流行とか傾向とかいうこともあるかもしれませんが。
うーん難しいなあ、というひとりごとです。
とりあえず私の公開中の小説の中でもたつきやだらだらを感じられた方は、よかったら教えてくださると幸いです。